葬儀についての基礎知識

葬儀で喪主が休暇をもらえる日数は?必要書類やマナーの注意点を解説!

クリス
クリス
  • 喪主って忌引きでどのくらいの期間休暇がもらえるのかな
  • 忌引き休暇って特別休暇扱いになるの?
  • 忌引き休暇を申請するときに必要なものは?

忌引き休暇ってどれくらいの期間とることが出来るのか、詳しい事情って分かりませんよね。

このような疑問が出てくるのにも理由があります。なぜなら、たいていの人は忌引き休暇をとる機会がそう多くないからです。自分が勤める会社でどのような規定があるのか知らない、という人も多いのではないでしょうか。

では、忌引き休暇にはどのような決まりがあるのでしょうか。また喪主の場合は通常の忌引き休暇を取るのと違いがあるのでしょうか。

神様
神様

ワシが詳しく解説するぞい

本記事の内容
  • 忌引き休暇とは?
  • 忌引き休暇で何日休みが取れるのか
  • 忌引き休暇を取る際の注意点は?

この記事を読むことで喪主が葬儀を行う際、どれぐらいの日数休暇がとれるのか、また休暇を取るときの手順が分かるというメリットがあります。

では早速お伝えしていきます。

忌引きとは

忌引きとは、近親者が亡くなった際に勤めや学校を休んで、喪に服すことを言います。また、そのために認められた休暇を指して用いる言葉です。

もともとは、神道の「死は穢れである」という考えに基づき、身近な人が亡くなった人には死の穢れがついているため、不用意に人に合って穢れを広めないよう、故人を悼みながら身を慎んで自宅で生活をしていました。

昨今で「忌引き」と言えば、出勤や出席できる能力や意志があるにもかかわらず、親族の葬儀などの理由で、会社や学校を休むことを指すことが多いようです。

忌引き休暇で何日休みが取れるのか

では、忌引き休暇ではどれくらいの日数の休みを取ることが出来るのでしょうか。

実は、忌引き休暇は、労働基準法で定められた休暇ではありません

クリス
クリス
労働基準法で定められていないとどうなるの?
神様
神様
忌引き休暇の取り扱われ方は、会社によってそれぞれ違うってことじゃ。労働基準法みたいに、みんな同じの決まりはないから、会社で自由に決められる「就業規則」に従わなければならぬのじゃよ。

では、一般的な忌引き休暇の日数はどれくらいなのでしょうか、また忌引き休暇になるのは何親等からなのでしょうか。早速みていきましょう。

忌引き休暇の日数の目安

一般的に、忌引き休暇で休める日数は故人とどのような血縁関係にあるかで変わってきます。

休める日数は所属先の規定によってそれぞれですが、ここでは一般的な忌引きの日数をご紹介します。故人との関係性によって日数が変わりますので、参考にしてみてください。

【亡くなった方】 【一般的な忌引きの日数】
配偶者 10日間
実父母 7日間
5日間
兄弟姉妹 3日間
祖父母 3日間
配偶者の父母 3日間
叔父叔母 1日間
1日間
配偶者の祖父母 1日間
喪主は葬儀の手配や役所への手続きがあるため、通常より長い忌引き休暇が認められる場合もあります。
神様
神様
「忌引き休暇」としてこの日数休めるとは限らんから、自分の所属先の制度をしっかり確認しておくんじゃ

会社や学校などによってその扱いや考え方は様々ですが、実際には忌引き休暇の制度を設けてるところがほとんどだと言われています。

日数はそれぞれですが、各会社では福利厚生の一部として「慶弔休暇」や「特別休暇」という名目で年次有給休暇とは別に忌引き休暇を設定しているところが多くあります。学校でも忌引き休暇は「欠席」扱いにならないのが一般的です。

各会社それぞれで自由に決められる規則ですので、葬儀が遠方で行われる場合や自分が喪主を務める場合は忌引き休暇の日数を増やすことを考慮してもらえることもあります。相談してみるとよいでしょう。

ちなみに公務員の場合は、忌引き休暇は「特別休暇」として制定されています。その日数や待遇は自治体によって異なるため、確認が必要です。

忌引き休暇になるのは何親等から?

会社によっては「三親等以上でないと忌引き休暇を認めない」と規定しているところもあります。

喪主を務める場合は、三親等以上のことが多いですが、必ずしもそうなるとは限りません。忌引き休暇を取る際に親等に関する規定があるのか、自分が故人と何親等の関係にあるのか、きちんと確認をしましょう。

「三親等以上じゃないと忌引き休暇を認めない」という規定があっても、喪主を務める場合は三親等以下でも忌引き休暇として認められる場合があります。総務や人事の人に相談してみましょう。

親等の一覧は以下の通りです。

親等なし 配偶者
1親等 父母、子
2親等 兄弟姉妹、祖父母、孫
3親等 伯叔父母(おじおば)、甥・姪、曾祖父母(ひいお爺さん、ひいお婆さん)、曾孫(ひまご)
4親等 従兄弟姉妹(いとこ)、伯叔祖父母(祖父母の兄弟姉妹)、大甥・大姪(兄弟姉妹の孫)、高祖父母(ひいひいお爺さん、ひいひいお婆さん)、玄孫(ひまごの子)

【例】祖父、祖母が亡くなった場合は?

では、実際に自分が祖父母の葬儀の喪主になった場合を考えてみましょう。

祖父、祖母は二親等に当たります。その時の一般的な忌引き休暇の日数は3日間です。

しかし、葬儀には最低でも2日、通常は3日かかると言われています。加えて火葬の日程や、暦の六曜などの関係により3日では終わらないことも多くあります。

喪主は葬儀の準備や役所への手続きもありますので、忌引き休暇を申請する際はこれらの点も考慮して、会社に日数の相談をしましょう。

忌引き休暇をとる際の注意点

それでは、喪主が忌引き休暇をとる場合、どのような点に注意しなければいけないのでしょうか。ここでは葬儀前から葬儀後までの注意点を3つご紹介します。

  1. 迅速に、口頭で上司に伝える
  2. 会葬礼状などの書類は捨てないように
  3. 葬儀明け、あいさつとお礼を忘れずに

では、この3点について詳しく見ていきましょう。

迅速に、口頭で上司に伝える

親族が亡くなったら、はじめに直属の上司に一報を伝えましょう

葬儀の詳細や忌引き休暇が何日間になるのかなどは、決まるまでに時間がかかることがあります。詳しいことがまだ決まっていなくても、まずは亡くなったという旨を上司に第一に報告しなければいけません。

そして喪主で会社を休む場合は、数日間仕事ができない状態になりますので、仕事の引継ぎをしたり調整をしてもらえるよう、迅速、かつ口頭で伝えるのがマナーです。

また、葬儀の日程などが決まったら改めて報告しましょう。その際に伝えるべき内容は以下の6点です。

【伝えること】

  1. 自分と故人との関係(誰が亡くなったのか)
  2. いつ亡くなったのか
  3. 通夜と葬儀の日時と会場
  4. 喪主を務めるという旨
  5. 家族葬などで、親族以外の参列が不可能の場合はその旨
  6. 忌引き休暇で休む日数

上司や同僚が葬儀に参列したり、会社関係の方々から香典をいただくこともあります。そのため、通夜や葬儀については詳細を細かく伝えなくてはいけません

家族葬などで親族以外の参列や香典をお断りしている場合は、その旨も一緒に伝えておくといいでしょう。

会葬礼状などの書類は捨てないように

忌引き休暇の申請手続きのために、書類の提出が求められることがあります

不謹慎極まりない話ですが、忌引きを理由にズル休みする例もあるようですので、疑われないためにも以下のの書類は無くさずに取っておくようにしましょう。

  • 訃報(通夜と葬儀の案内を伝えるもの)
  • 会葬礼状(通夜と葬儀の会葬者に渡すお礼状)
  • 死亡診断書(死亡を確認した医師が有料で発行してくれるもの)
  • 火葬許可書(遺体の火葬許可をする自治体が発行するもの)
喪主の場合、会葬礼状をなくしてしまった人から後日もう一度送ってもらえるように頼まれることも。少し多めに作っておくことがおススメです。

葬儀明け、あいさつとお礼を忘れずに

葬儀後、仕事に戻ったら同僚や上司へのお礼のあいさつを忘れずに行いましょう。

葬儀は急に日程が決まるものですので、喪主を務める方も大変ですが、職場でも突然一人欠けた状態になるので、周りの人にも負担がかかります。

「休みをもらったおかげで、通夜と葬儀が無事に終わったこと」「急であるにもかかわらず、自分が抜けた穴をカバーしてくれたこと」など、葬儀できちんと故人とのお別れができたということと、自分が休んでいた期間の仕事の対応に対して感謝の気持ちを伝えます。

加えて、「今日からまた気を引き締めて働く」という熱意を伝えると、忌引き休暇明けでも印象が良く、スムーズに仕事に戻れると思います。

また四十九日明けに送るのが通常の香典返しですが、社内で顔を合わせる同僚や上司から香典をいただいた場合は、忌引き休暇後に出社するタイミングで手渡しで渡しても問題ありません。お礼のあいさつと共に香典返しの品物を渡すようにしましょう。

まとめ

今回は喪主が忌引き休暇をとる際の日数の目安やその注意点をまとめてみました。いかがでしたでしょうか。

葬儀の準備から遺品整理、役所や金融機関への手続きに香典返しまで、喪主はやるべきことがたくさんあります。忌引き休暇を利用して、この時ばかりは仕事のことから少し離れましょう。

準備や対応で大忙しの喪主ですが忌引き休暇は心と体の両方を落ち着かせるための期間と考えても良いと思います。

自分の体調が一番大切です。もしも忌引き休暇で休養がとれないようでしたら有給休暇を使うなどして、体調を整える工夫をしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。