葬儀についての基礎知識

【徹底解説】仏壇に供える花の種類と選び方は?造花やプリザーブドフラワー使用可能?

クリス
クリス
  • 仏壇を受け継いだけど、どんな花をお供えしたらいいの?
  • お花をよく枯らしてしまうから、造花をお供えしたいけどいいのかな?
  • 仏壇にお供えしてはいけないお花はあるの?

こういった不安になるのは、仏壇に触れ合う機会が無くなってきたからです。

仏壇に供えていいもの・悪いもの」というのは、子供の頃から家庭の中で親から子へ受け継がれてきました。ですが、最近では核家族化だったり、住宅事情から仏壇を持たない方も増えています

以前の様に親から子へ受け継がれることが少なくなったので、どんなものをお供えしたら良いかわからない方が多いのが現実です。今更聞けないことですし、神様に教えてもらいたいです!

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 仏壇にお供えするお花の種類を解説
  • 仏壇に造花をお供えしてもいいか解説
  • 仏壇にお供えするお花の運搬時の注意点

この記事を読むことで、仏壇にお花をお供えする時の「いろは」がわかります。では早速お伝えしていきます。

仏壇にお供えするお花の選び方【5つのポイント

仏壇にお供えするお花は、故人の方が好まれていたものを選ぶ傾向にあります。故人の方が好まれていたお花でも、催事の時には避けたり、少し工夫が必要なお花があります

そこで、仏壇にお供えするお花を選ぶ際は、以下の「5つのポイント」を押さえておくといいでしょう。

  1. お花の色は3色か5色
  2. お花の本数は奇数で一対の物
  3. 長持ちするお花
  4. 仏壇にお供えするのがタブーとされているお花
  5. 宗教によって変える
神様
神様
それぞれ、詳しく解説していくぞい

①お花の色は3色か5色

仏壇にお供えするお花は、四十九日まで3色で、四十九日を過ぎたら5色が良いとされています。色の種類としては、以下の表をご確認ください。

3色 白・黄・紫
5色 白・黄・紫・桃・赤

②お花の本数は奇数で一対(2束)の物

お花の本数は、葉物を含めて奇数が良いとされています。

3・5・7本」が一般的で、仏壇に左右1束ずつお供えするため、同じ花束を2束用意してください。最近は、仏壇自体が小さくなり、1束しかお供えしない家庭もあります

【解説】仏壇はなんのためにある?おしゃれでコンパクトな仏壇と手元供養について 子どものころ、夏休みや冬休みに田舎の祖父母の家に行ったとき、畳1畳分の大きな仏壇が置いてある部屋で、モノクロ写真の遺影に向かって...

③長持ちするお花

仏壇には、特定のお花をお供えする必要はありませんが、長持ちするお花を選ぶことが大切です。長持ちするお花を選ぶのは、仏事だけでなくどんな場面でも嬉しいものですよね。

お供えものは故人への贈り物でもあるため、長持ちするお花を選び長くお花を楽しんでもらいましょう。以下に長持ちするお花を少し紹介しています。

長持ちするお花
  • 菊(特にピンポン菊)
  • カーネーション
  • トルコ桔梗
  • スターチス

以上が長持ちするお花として代表的なお花です。

最近では、生花のお手入れが大変なことから「造花・プリザーブドフラワー」を使用される方もおられます。

造花・プリザーブドフラワー」は、お供え物として問題ありませんが、「ドライフラワー」は元々生花であるため「殺生」を連想させるためタブーとされています。お手入れの観点から生花以外を選ぶ際には、注意して下さい。

また、全てを造花やプリザーブドフラワーに頼るのではなく、一部(最低1本)は生花にするとお供えするお花の「品位」を損ねません

【注意】

造花やプリザーブドフラワー

ドライフラワー

④仏壇にお供えするのがタブーとされているお花

仏壇にお供えするのがタブーとされているお花は、以下の2点です。お供えするお花を選ぶ際には、避けた方がいいでしょう。

  • ツルのあるお花
  • 棘や毒があるお花

神様
神様
それぞれ、解説していきます。 

ツルのあるお花

ツルのあるお花は、水分補給が苦手で枯れやすいだけでなく、ツルが伸びて仏壇に巻き付く恐れもあります。

また、ツルのあるお花は自立できないので避けた方が良いお花となります。

クリス
クリス
枯れやすいだけでなく、仏壇にツルが巻き付いてしまうのは、想像しただけでも恐ろしいので避けたいと思います。

棘や毒があるお花

棘や毒のあるお花は、「殺生」を連想させるため避けた方が良いお花とされています。

ですが、故人の方の好みが棘や毒があるお花の場合もあり、とても悩まれる方もおられますが、そういった場合は造花やプリザーブドフラワーに変えたりして、お供えすることが良いでしょう。

神様
神様
どうしても棘のある生花をお供えしたい場合は、棘を全て取り除きお供えし、毒のあるお花は、「特定の時期だけにする」などの配慮が必要じゃよ。 

⑤宗教によって変える

神道では「榊(さかき)」、仏教の日蓮宗(にちれんしゅう)では「樒(しきみ)」を使用します。仏教でも他の宗派では、お花をお供えします。

「榊」と「樒」について解説していきます。それぞれ、間違えられやすいので特徴も併せて解説しています。

国産本榊 1対(2束)

画像引用:Amazon

特徴
  • 葉が硬くて平べったい
  • 葉は向きが揃っている
  • 葉は左右対称に並んでいる
  • 葉に香りがほとんどない
  • 葉の緑色が濃い

木に神と書いて「榊」というように、神道において欠かせない植物です。「榊」は、神様が降り立つ依り衣としての役割もあります。

「榊」は、常に生い茂り葉が落ちない為、「栄える木(栄木)」や「神様と人の境にある木(境木)」という言葉から来たなど言われ、神聖な植物として知られています。

画像引用:Amazon

特徴
  • 葉は肉厚でやわらかく、波打っている
  • 葉は向きが不揃い
  • 一枝には葉が5枚ついている
  • 葉に香りがある
  • 葉の緑色が薄い

樒の香りは、故人を邪気や獣から守るとされ、冷蔵技術のなかった時代では遺体の腐敗臭を誤魔化す目的でも重宝されています。

冷蔵技術が進歩した現在でも、樒を使う風習は残り葬儀などでお供えに欠かせない植物です。

【生花の基礎知識とマナーを解説】葬儀に生花を贈りたいけど、一対が正しい送り方なの? 突然大切な人の訃報を聞いて、驚きと同時にできるだけの弔意を示したいと思われることでしょう。お花も贈りたいと思ったとき、ちょっと不...

季節別】おススメの仏壇にお供えするお花

ピンクの花の浅い焦点の写真

春夏秋冬」季節によってお供えする花を選ぶことは、故人へ季節の訪れを伝える1つの手段です

ここで紹介するお花は一部ですが、お供えする花を選ぶ際に季節も踏まえて考えて頂くきっかけにしていただければと思います。

今回は、表にしてまとめて紹介いたします。(下記リンクになっています)

季節 お花の名前 画像・花言葉 説明
通年 菊, 花, 植物, ブルーム, 観賞用植物, 自然, 庭, クローズアップ【花言葉】
高貴
高潔
高尚

お供えする花として定番なのが、「」ではないでしょうか。

」は、他の花に比べ長持ちするだけでなく、高貴な花であり、邪気を払う花ともされています

お供えする花に悩んだ時は、「」を選ぶと間違いないでしょう。

クローズアップ写真でピンクの桜【花言葉】
精神美
優美な女性
純潔

春と言えば、「桜」ですよね。お花見など、春の風物詩でもあります。

他の「仏花」に比べ値段は張りますが、故人へ春の訪れを伝える一番の花だと思います。

カーネーション クローブ, 花, ピンク, ピンクの花, カーネーションのピンク, 入札, ロマンチックな, 花瓶, ガラス【花言葉】
無垢で深い愛
カーネーションと言えば、母の日に選ばれる花として有名です。

花言葉から、故人に贈る花としてお供えするのも人気があります。

花粉が飛んでしまいやすいので気を付ける必要がありますが、春にお供えする花としてふさわしいでしょう。

トルコ桔梗
(ききょう)
【花言葉】
優美
清々しい美しさ
夏が旬で丈夫な事から、お供えされる花によく選ばれています

トルコ桔梗の原種は、一重咲きで慎ましい印象を与え、お供えされるお花として一般的なものでした。

最近は品種改良が進み、バリエーションが豊富で、場面によって選びやすいのも人気の一つとなっています。

百合
(ゆり)
ベラドンナ エキス, ユリ, 花, 幹, 夏, 庭, をカットします, 分離【花言葉】
純粋
無垢
可憐
キリスト教において、「聖母マリア」の象徴とされ、葬儀で使用されます

日本では、「古事記・日本書紀」に記述されるなど、昔から愛されてきたお花です。

実は、純白な百合の花が自生しているのは、日本だけなので世界的に格式の高い花として有名です。

お供えする花としてはふさわしいのですが、花粉が多いのでお供え前に花粉を落としてからお供えします

竜胆
(りんどう)
花, 花びら, リンドウ, 葉, 植物, ブルーム【花言葉】
あなたの悲しみに寄り添う
正義感
花言葉が、故人に向けて贈るのにふさわしいので、秋のお供えとして人気があります。

また、花の色が紫であることから、高貴な色のため邪気を払う事も期待出来ます。

敬老の日に贈るお花としても、人気が高く、夏に選ばれる事も。お供えされる時期が長いのも特徴の一つです。

秋桜
(こすもす)
コスモス, 花, 植物, ピンクの花, 花びら, ブルーム, 牧草地, 庭, 自然, 背景【花言葉】
調和
乙女の純情
秋と言えばコスモスと言うほど日本各地で人気があり、畑のオフシーズンに植えて、楽しまれている方もおられます。

一見、か弱そうなコスモスですが、生命力の強いお花です。

花言葉から、女性の故人に向けお供えするのがオススメです

ストック ストック ローズ, タチアオイ, ポプラ ガーデン ローズ, 一般的な牡丹, 株式ローズガーデン【花言葉】
永遠の美
愛情の絆
色のバリエーションが豊富で、11月~5月が開花時期です

お花の中でも、寿命が長いので人気があります。香りも好まれる傾向にあるので、オススメです

花言葉も、故人にお供えするのにふさわしいですよね。

スイートピー 夏, 庭, 花, スイートピーの香り, ピンク【花言葉】
門出
永遠の喜び
優しい思い出
松田聖子さんの「赤いスイートピー」で有名な、お花です。

花言葉がお正月にふさわしいので、お正月に選ぶ方も多いお花ですが、スイートピーにはがあります

毒があるので、仏壇にお供えするのは一般的に避けられます。
お正月が過ぎたら別のお花と交換することをオススメします

こちらに記載したお花以外でも、故人が好きだったお花をお供えしても良いと思います。

ですが、何か催事があるときなどは、前項で説明した「5つのポイント」を気にされることを推奨いたします。

お花を購入し、お供えするまでの保管や運搬の注意点

ピンクの花びらの花

お花を購入してから、お供えするまで期間が開いたり、傷みやすい時期などは特に気を付けたい注意点があります。

お墓参りの際にも使える「注意点」なので、知っておいて損はないと思います

保管時の注意点

お花を保管するのが数時間程度なら、濡れティッシュを茎の下部に巻いてその上からアルミホイルを巻きます。こうすることで、茎がずっと濡れている状態を保てるので有効です。

1日以上保管する場合は、バケツに水を張り、お供えする直前まで水に浸けておきます。お墓参りなどでよく使用される方法ですが、自宅からお墓まで距離がある場合は、濡れティッシュとアルミホイルを茎に巻く方法も併せて使用して下さい。

運搬時の注意点

お花を運搬する際には、温度と花粉に特に注意する必要があります。

車で運搬するのであれば、車内温度を上げすぎないように気を付けて下さい。車内温度を上げすぎてしまうと、乾燥が進みせっかくのお花がしおれてしまう原因になってしまいます。

電車やバスを使ってお花を運ぶ際は、花粉が他の乗客の方の服に付かないように気を付けます。お花を全て隠せる紙袋などを使用することがオススメです。

弔問時に仏壇にお供えするお花を持っていく際のマナー

愛, ブレスレット, ガーベラ, 花, 感情, ロマンチック, 運, 気分, ピンク, ピンクのガーベラ

お花の保管方法や運搬時も解説をしましたが、お花を運搬し弔問時に先方へ渡す時、御家の方へ失礼のないようにマナーは気になるところだと思います。

ここでは、弔問時にお花を持っていく際の選び方と渡す際のタイミングと掛ける言葉についてお伝えしていきます。

仏壇にお供えするお花を持っていく際の選び方

弔問時でも、基本的にお花の選び方は自宅でお供えするものと同じで大丈夫です。ですが、普段選ぶものよりも「法要」などで選ぶような「3,000~5,000円」で、豪華な物の方がいいでしょう

また、亡くなられてすぐの場合は、お花がたくさん届き花瓶が足りなくなっていることも考えられます。亡くなられてすぐに弔問に伺う時には、「花束」ではなく花瓶がいらない「花籠」も選択肢の一つに入れておくのをオススメします

神様
神様
「花籠」の場合でも、予算は「3,000~5,000円」程度が良いじゃろう

御家の方へ渡すタイミングと掛ける言葉

先方へ渡すタイミングは、とても難しいですよね。

本来、故人への供物は仏壇へ持参するのがマナーとされています。ですが、御家の方に「すぐに活けますので、お預かりします。」と声をかけられた場合、「御霊前にお供えください」と声をかけお渡しします

仏壇まで持参する場合は、お花を仏壇へ向け、座布団の横にそっとおき、畳が汚れないように気を付けましょう

焼香を済ませ、御家の方が花瓶を用意して下さったら、お花を活けるお手伝いをします。この時も、畳を汚さないように気を付けて行います。

それでは、御家の方に玄関で掛ける言葉を簡単に紹介します。

  • この度はご愁傷様です
  • お悔やみを申し上げます
  • お線香をあげさせてください

お花を御家の方にお渡しする際の言葉がけは、悩まれると思います。ですが、御霊前にお供えください」は宗教を選ばずに使用できるので、悩む場合は「ご霊前」とお伝えします

仏壇にお供えするお花をネットで注文する

ショッピング カート, ショッピング, ノート パソコン, スーパー マーケット, 購入, ビジネス

最近では、仏壇にお供えするお花「仏花」をネットで注文する方もおられます。ここでは、「仏花」を扱っているショップを2件紹介します。

フジテレビフラワーネット

画像引用:フジテレビフラワーネット

生花からプリザーブドフラワーまで扱っているので、「仏花」選びには最適です。

特徴
  • お急ぎ便にすると、即日対応してくれる
  • 送料無料

花キューピット

画像引用:花キューピット

ご自宅の近くにあるお花屋さんが、お花を届けてくれます。

特徴
  • 最短で即日届けてくれます
  • 老舗花屋が立ち上げた、全国約4,300店の加盟店あり

まとめ

鳥, ロビン, 春, 花, 座っている, ホ鳥, アベニュー, 鳥類学, バードウォッチング, 動物
  • 仏壇にお供えするお花(仏花)の選び方
  • 季節ごとにオススメのお花
  • 購入してからお供えまでの保管や運搬の注意点
  • 弔問時に「仏花」を持っていく際のマナー
  • 「仏花」を扱ってる業者紹介

今回の記事では、上記についてお伝えしてきました。

仏壇にお供えするお花は、故人を偲ぶためにお供えするものです。なので、どんな花をお供えするか悩んだ時は、故人が生前好んでいたお花をお供えするのが一番だと思います。

仏壇にお供えするのがタブーとされているお花であっても、こちらで紹介した工夫を行う事でお供え出来ます。※法要などの時は避けてください。

また、弔問を行う際の「仏花」は、通常より豪華にすることをお忘れない様お願いします。

では、今回はこの辺で失礼いたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。