葬儀についての基礎知識

死亡診断書とは?発行手続き方法や費用は?火葬や埋葬に必要です!

クリス
クリス
  • 死亡診断書って何?
  • 死亡診断書が無いと火葬や保険手続きが出来ない?
  • 死亡診断書の受け取り方法や費用は?

こういう不安になるのにも理由があります。なぜなら死亡診断書を受け取る機会って何回もあるわけではないからです。

今回は、葬儀の神様に死亡診断書とは何か、その発行方法、提出方法、費用について教えてもらいまもらいましょう。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

人が亡くなった場合には、死亡診断書を医師から発行してもらいます。

市区町村役場に提出する死亡届は、この死亡診断書と一緒に提出することになります。死亡診断書がないと、葬儀や火葬を初めとする様々な手続きを進めることができません。

本記事の内容
  • 死亡診断書はコピーして、提出先を確認する。
  • 死亡診断書を役所に提出して火葬許可証を貰う。
  • 死亡診断書の受け取り方法と予算がわかる

この記事を読むことで死亡診断書について理解する事が出来て、事前に大まかな予算や提出先がわかり準備しておくことが出来ます。では早速お伝えしていきます。

死亡診断書とは?

死亡診断書とは、文字通り個人の死亡を医師が診断した法的書類です。故人を診療してきた医師が、死亡に至るまでの過程を可能な限り詳細に記入します。

死亡診断書がなければ、亡くなった人は法的には生存しているとみなされます。したがって、火葬や埋葬をすることができませんし、課税や年金の支給も継続することとなります。

法的書類なので提出には期限があります。万一提出が遅れると、罰則が適用されるなど、さまざまな問題が発生します。

期限は、死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡があったときは、その事実を知った日から3ヶ月以内)です。

また、死亡診断書は保健・医療・福祉分野における行政の基礎資料となっている死因統計を作成するための貴重な資料です。医学研究を始め様々な分野で活用されています。また厚生労働省では、死因等を人口動態統計として公表しています。

死亡診断書に記入される内容は、死亡日時・場所・原因や、死亡に至るまでの経過などといった医学的・客観的事実であり、医師が所定の様式に可能な限り詳細に記入することと定められています。

死亡診断書は、大きさA3用紙で左側が死亡届、右側が死亡診断書(死体検案書)になっています。 死亡診断書は医師が記入しますが死亡届の部分は、届出人が必要事項を記入して、署名または押印します。

神様
神様

死亡診断書(死体検案書)は、法律でも死亡していることを認めてもらう為のとても大切な書類なんじゃよ

死体検案書との違い

死亡診断書を記入するための用紙は死体検案書と使い分けができるようになっています。

医師は診療してきた患者が、生前に診療していた病気やケガに関連して亡くなったと認める場合には死亡診断書を、それ以外の場合には死体検案書を交付します。

死亡診断書と死体検案書との大きな違いは検死が行われ、遺体を解剖しているかしていないかです。そして、遺体を解剖しているのが死体検案書なのです。

解剖と言っても、最近は画像で行われる事もあります。

死体検案書が交付されるのは、具体的には次のようなケースです。

具体的なケース
  • 医師の診療を受けていなかった人が事故や自殺などで亡くなった
  • 医師の診療を受けてはいたものの死因が診療してきた病気やケガではない
  • 死体に何らかの異常があると認められる

クリス
クリス
死亡診断書(死体検案書)って書いてあるから同じものだと思っていたけど、記入内容ほぼ同じでも解剖してるかしてないかが大きな違いなんだ。

死亡診断書の内容

死亡診断書(死体検案書)には、どんな事が書かれているんだろう?

内容は理解出来る?

見る機会があまりない書類になるので、色々な疑問が出てくると思います。死亡診断書には、以下の内容が記入されます。

また、死体検案書には下記の内容に加えて解剖をした事実が書き加えられます。

  1. 氏名・性・生年月日
  2. 死亡した日時(死亡確認時刻ではなく死亡時間。脳死の場合は2回目の検査時間となる。)
  3. 死亡した場所
  4. 死亡の原因
  5. 死因の種類(病死・自然死、あるいは外因死、不詳の死)
  6. 外因死の追加事項(死亡の状況など)
  7. 生後1年未満で病死した場合の追加事項
  8. その他特に付言すべきことがら
  9. 診断年月日・病院名・医師の氏名など
神様
神様

この9項目が書かれているんじゃよ。

死亡届

死亡届は、医師が発行する死亡診断書(死体検案書)と共に死亡者の死亡地・本籍地又は届出人の所在地の市役所,区役所又は町村役場に必ず届け出なければいけません。

また、記入者は死亡診断書(死体検案書)とは違い届出人が必要事項を記入して、署名または押印します。

死亡届の届出人になれるのは、親族、親族以外の同居人、故人の住居の家主や地主、後見人です。

提出期限もあり、死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡があったときは、その事実を知った日から3ヶ月以内)となっています。

神様
神様
提出しなければ、火葬や埋葬の許可証が発行されないので早めに役所に提出することが大事なんじゃ 

死亡届に記入する

クリス
クリス
死亡診断書(死体検案書)の左側にある死亡届は何を書くのですか? 
神様
神様
その疑問に答えるぞ

死亡診断書(死体検案書)と同じ用紙の左側にある死亡届は届出人が記入しなければならない項目は次の通りです。

故人に関する項目
  1. 氏名・生年月日・性別
  2. 死亡したとき
  3. 死亡したところ
  4. 住所(住民登録をしているところ)・世帯主の氏名
  5. 本籍(外国人の場合は国籍のみ)
  6. 配偶者の有無(配偶者の年齢)
  7. 死亡した時の世帯の主な仕事(死亡した人の職業)。※国勢調査の年のみ
届出人に関する項目
  1. 死亡した人との関係(親族・同居者・家主・地主・家屋管理人・土地管理人等・後見人・保佐人・補助人・任意後見人・任意後見受任者)
  2. 住所
  3. 本籍地・世帯主の氏名
  4. 氏名・生年月日
注意事項
  • 故人の氏名は戸籍に登録されている通りに記入してください。外国人の場合は、国籍がある国での名前を記載します。
  • 死亡した日時や場所は右側の死亡診断書(死体検案書)に記載されている内容を書き写します。
  • 職業欄は、5年に1度の国勢調査の年(その年の4月~翌年3月まで)に亡くなられた場合は記入が必要です。
役所で聞かれる事

役所に届け出た際に、窓口で火葬を行う火葬場や埋葬予定の墓地の名称、故人と届出人の続柄が尋ねられます。火葬場や埋葬予定の墓地等は再度確認しておくことをお勧めします。

クリス
クリス

死亡届は死亡診断書(死体検案書)と見開きなので、左右を確認しながら同じ項目を記入していくのが良さそうです。

死亡届の届出人になった時、故人と親族ではなく本籍地が分からない。そんな時はどうしたらいいですか?

神様
神様
届出人になった時、故人の本籍地が分からない場合もあります。その際は、空欄のままで提出します。すると役所の人に調べてもらえるんじゃよ

死亡診断書の発行方法

神様
神様
 故人の亡くなり方によって発行方法は異なります。 

医師は、「自らの診療管理下にある患者が、生前に診療していた傷病に関連して死亡したと認める場合」には「死亡診断書」を、それ以外の場合には「死体検案書」を交付してください。

交付すべき書類が「死亡診断書」であるか「死体検案書」であるかを問わず、異状を認める場合には、所轄警察署に届け出てください。その際は、捜査機関による検視等の結果も踏まえた上で、死亡診断書もしくは死体検案書を交付してください。

用:厚生省死亡診断書(死体検案書)作成マニュアル

クリス
クリス

医師の診察を受けていて、医師が病状を把握して管理している事。

そして、亡くなった原因が生前に診療していた傷病に関連すると医師が認める事が大事なんだね。

医療機関で亡くなった場合

医療機関に入院している場合に亡くなられた時は、担当の医師が死亡診断書を記入し発行する為入院していた医療機関で受け取れます。

医療機関以外で亡くなった場合

故人が通院して診療を受けていたか否かによって、死亡診断書か死体検案書のどちらを発行するかが異なってきます

なぜなら医師は、自ら診察しないで診断書を交付することが法律で禁止されているからです(医師法第20条)。「診断書」には、死亡診断書も含まれます。

だから、医師の診察を受けていなかった人が突然亡くなった場合は、死亡診断書ではなく、死体検案書が発行されます

診療中の患者が死亡した場合

それまで診療を行ってきた医師は、たとえ死亡に立ち会えなくても、死亡後改めて診察を行い生前に診療していた傷病に関連する死亡であると判定できれば、医師法第20条の規定により、死亡診断書を交付することができます。

この場合は死体検案書を交付する必要はありません。

但し、最終の診察から24時間以内の場合、それまで診療をしてきた医師は、死亡後に改めて診察をすることなく、死亡診断書を交付できます。(医師法第20条の但し書きによりにより)

診療中ではない突然の死亡

通院していなかったのに死亡した場合は、解剖などを含むより詳しい診察が必要なのです。

ただ、書類の内容自体はほとんど同じで、医師のチェック項目も大きな違いはありません。書類の区別は死因を特定する為により慎重な診察が求められるためです。

事故や道端で倒れていた場合も死体検案書となります。

死亡診断書や死体検案書は、どちらも医師が発行します。そして、発行者がいる医療機関へ遺族が出向き受け取ります。

死亡診断書と死体検案書の発行費用

死亡診断書と死体検案書は別物なので、金額は違ってきます。

死亡診断書の費用

死亡診断書の発行費用は1,000円~20,000円です。

平均は5,000円前後。

幅があるのは、保険診療ではなく自由診療なので医療機関が自由に金額を設定出来るからです。

病院の規模等でも文章料は変わってきますが、平均額である5,000円を設定している医療機関はやはり多いので、5,000円を目安に準備しておくといいと思います。

死体検案書の費用

死体検案書の発行費用は30,000円~100,000円と高額になります。

管轄の警察署を基に市区町村単位で大まかな金額が決まっていて、検案を行う医師によっても金額は変わってくる為、金額に幅があります

なぜなら、検案をして死因を突き止める処置が行われます。

検案場所は主に警察署の為、警察署へ遺体を運び入れます。

先ず、検察官が事件性の有無を調べ、その後検案する医師へ引き継がれます。その為、管轄する警察署を基にした市区町村となります。

遺体を入れる納体袋の料金費用も含まれた費用でもあります。

神様
神様
  • 実際に死亡診断書(死体検案書)を受け取りに行った人の体験談を聞けたじょい

私は、以前友人の付き添いで死亡診断書(死体検案書)を初めて受け取りに行きました。氏名・性・生年月日の確認をした後内容に関して記入した医師から詳しい説明がありました。

内容は専門用語が並んでいるとは思いますが、分かりやすく医師から説明をして頂いたおかげで友人共々内容を理解する事が出来ました。

何故亡くなったかを知ることによって、故人の死について改めて考えることが出来たと思います。

また、同じ○○市なのに管轄する警察署が違う為に費用が少し高くなる事も教えて頂きました。市区町村単位でなく、警察署を基にしているのは分かりにくいので純粋な市区町村単位にしてほしいと思いました。

死亡診断書の提出方法

死亡診断書(死体検案書)は、死亡届と一緒に提出します。

死亡届と死亡診断書(死体検案書)を医師から発行してもらったら、先ずはコンビニ等で原本をコピーしてください。

なぜなら、提出しなくてはいけない場所が驚くほど多いのです。

役所の窓口へ死亡診断書(死体検案書)を提出する際は、原本を提出してください。

人が亡くなった時葬儀関連の手配と共に、故人が入っていた保険会社や金融機関、年金関連への手続き時に必要になってきます。

実際に手続きした先輩方に話を聞きました

保険金請求には、死亡診断書(死体検案書)はコピーでも大丈夫だという事を知っていました。なので、手続きもスムーズで早めに保険料が下りたのでお葬式は豪華に出来た。

保険金請求時に死亡診断書(死体検案書)が必要だとは知らず、請求がギリギリになってしまいました。また、金融機関や年金関係等、お金に関する事には必要になる場合が多くてびっくりしました。

保険金請求に必要な事は聞いたことがあると思います。しかし、死亡診断書が必要な手続きはお金に関連することを基本にとても多いです。

なので、死亡診断書を受け取ったら5~10部位はコピーすることが大事なのです。死亡届の欄は不要な場合もあります。

死亡診断書の提出先リスト

原本は市区町村役場のみ

  • 生命保険金の受取り
  • 預金口座の名義変更
  • 不動産の名義変更
  • 年金の停止や請求
  • 戸籍の変更
  • 扶養の変更
  • 車、バイクの名義変更
  • 葬祭料・埋葬料の給付手続き
  • 国民保険の資格喪失届
  • 後期高齢者医療制度の資格喪失届(被保険者の返還が必要)
  • 介護保険被保険証の返還

なので、役所に出す事だけではなくて保険金請求時にも必要な書類だという事を念頭に置き最低でも5枚はコピーを取るべきだという事も忘れずにしておきましょう。

また、故人と離れて過ごしていた場合もあります。そんな時に手続きを行う方の”知らない生命保険に加入していたり、知らない金融機関の口座がある”など、あとからあとからでてくる場合もあります。

その時に、慌てない為にも手元に1枚コピーが残る位の余裕をもってコピーをしてください。但し、保険会社が同じ場合は1枚提出するだけで大丈夫な事もあります。

1番してはいけないのは、コピー前に慌てて役所に提出してしまう事です。

間違えて提出してしまった場合は、役所の窓口に行き理由を説明してからになりますので時間もストレスもかかってしまうので気を付けてください。

保険の加入状況を確認する。

死亡診断書(死体検案書)は最低5枚はコピーしておく(手元に1枚残す)

コピーをしたら、役所に提出する。

金融機関や年金等のお金に関する事をリストにする

最低この点を抑えて、最悪な状況を回避しましょう

※死亡診断書(死体検案書)は、大切な故人の個人情報ですのでコピーをしすぎて余ってしまった時は、処分方法にはお気を付けてください。

まとめ

  • 死亡診断書は、人の死亡を医学的・法的に証明する書類であり、人の死去にまつわるさまざまな手続きに必要
  • 死亡診断書がないと火葬・埋葬が許可されない。
  • 死亡診断書を記入・発行するのは医師。
  • 故人が入院中か入院中でないのか、入院中でない場合で生前に何らかの傷病の診療を受けていたかそうでないかで死亡診断書か死体検案書のどちらかが発行される。
  • 死亡診断書は死亡届とともに市区町村役場に提出する。
  • 死亡診断書発行にかかる費用には幅があるが、平均すると¥5,000-程度。
  • 死亡診断書(死体検案書)はコピーをしておく。

以上が今回の記事のまとめとなります。
死亡診断書は、普段なかなか聞きなれない単語ですが、この記事を読んで少しは身近に感じてもらえたでしょうか。

少しでも、この記事を読んで死亡診断書ってどういうのかが伝われば幸いです。