お墓や仏壇について

仏壇に供える花の生け方と長持ちさせる方法は?造花やプリザーブドフラワーはOK?

クリス
クリス
  • 仏壇に供える花の生け方は決まっているの?
  • 花をなるべくきれいに長持ちさせる方法を知りたいな
  • 仏壇に造花やプリザーブドフラワーはOKなのかな?

花は好きだけど、家に飾るとなぜか早く枯らしてしまう人がいませんか?

何かの機会に花束をいただいたりして、花瓶に入れてそのまま放置してしまい、「気がついたら枯れていた」というサイクルを繰り返している人は結構いるのではないでしょうか。

しかし、仏壇に花を供えるときは、きちんとお世話をしないとご先祖さまと故人にちょっと失礼ですよね。

そこまでかたく考える必要はないかと思いますが、せめて仏壇に供える花の正しい生け方と長持ちさせる方法は、知っておきたいものです。

神様
神様

花にも感情というものがあるのじゃ。きちんと向き合わないと枯れるのも早いぞ。

では、この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 仏花によく使われる花とは?
  • 仏壇に供える花の生け方
  • 生花を長持ちさせるノウハウ
  • 造花やプリザーブドフラワーを供えてもいいの?

この記事を読むことで仏壇に供える花の生け方長持ちさせる方法生花以外の造花などを仏壇に供えていいかどうかがわかるというメリットがあります。

では早速お伝えしていきます。

そもそも仏花(ぶっか)とは?

仏花(ぶっか)とは、読んで字のごとく「仏壇に供える花」のことをいい、仏壇に花を供えることはご先祖さまや故人への供養になります。

宗派によりますが、一般的には極楽浄土をイメージして2束(1対)で生けます。ただ、コンパクトな仏壇が増えていることもあり、普段は1束の花を仏壇に供えても問題ありません

生け花などの装飾用の切り花に比べ、茎の長さはそれほど必要なく、数は3、5、7本と奇数を一対とし、形は神事の榊のように菱形に整えて供するのが最も一般的である。

引用:ウィキペディア

生ける花の本数は奇数が良い、とされている背景は「割り切ることができない奇数は縁起が良い」と従来から伝わっていることからきています。また、供えた花束は、上から見たときに菱形になるように整えるときれいに見えます。

仏花(ぶっか)によく使われる花は?

仏壇に供える花は長持ちするものが望ましく、菊は代表的な花としてよく知られていますね。菊は邪気を払ううえに枯れにくく、長持ちするため、お墓に供える花としても好まれています。

ここでは長持ちしやすく、仏花によく使われる花を5つ挙げます。

  • カーネーション
  • スターチス
  • りんどう
  • ユリ

それぞれの特徴を紹介していきましょう。

菊は言わずと知れた定番中の定番ですね。仏花は長持ちするものが良いとされているため、菊は最適です。

菊はいろんな種類があり、大輪菊と小菊を合わせることもできますアレンジしやすいので、色違いで組み合わせてみても良いですね。

菊の花言葉:高貴、高尚

カーネーション

母の日に贈る花の定番として有名なカーネーションですが、菊と並んで仏花の定番です。入手しやすいので、お墓に供えたり、供養用の花としても好まれています。

比較的暑さに強いため夏におすすめですが、風通しの良い場所におくことで長持ちします。

カーネーションの花言葉:無垢の愛

スターチス

お墓に供える花の中に、小さな花が混じっていることがありませんか。そのほとんどがスターチスです。

スターチスは世話をしなくても痛まず、日持ちが良く年中入手しやすいため、仏花に適しています。ドライフラワーとしても人気がありますが、仏壇に供える場合は必ず生花を使いましょう

スターチスの花言葉:変わらぬ心

りんどう

りんどうも仏花の定番で、古くから薬草として使われています。

秋の定番の仏花で、お墓参りに行くとよく見られます。きれいな青紫系の色が白い花束のアクセントになります。

りんどうの花言葉:正義、悲しんでいるあなたを愛する

ユリ

香りが強く、おすすめされない花として紹介されることもあるユリですが、昔よりキリスト教の献花や葬儀にも使われています。

華やかで香りが良く、日持ちするので仏花としても人気があります。ただ、花粉が部屋を汚しやすいデメリットも持ち合わせています。

室内に供える際には、事前に花粉がついている部分をカットするのがおすすめです。

ユリの花言葉:純粋、無垢

クリス
クリス

それぞれの花言葉を見ると、供養の花にふさわしいね。

神様
神様

そうじゃのう。宗派にこだわりがなければ、普段供える花は、たとえば庭に咲いていた花を摘んで供えるのも、故人が喜ぶと思うのじゃ。

クリス
クリス

それはナイスだね!気持ちがこもっているもの。あと、故人の好きな花がバラの場合は供えられないの?

神様
神様

おお、その場合はトゲを抜いておくとよいぞ。トゲは殺生を連想するからの。

以下の記事は、仏壇に供える花について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

【徹底解説】お仏壇へお供えする花にダメな花はあるの?きれいな花であればいいの? お世話になった方や知人の宅への弔問にお伺いする際にお花をもっていきたいのだけれど、あまり経験がないため、どのような花を持っていけ...

仏壇に供える花の生け方

仏壇に供える花を生ける容器は、花立てと呼ばれる仏具を使ってもいいですし、家庭にある花瓶でもかまいません

仏花の生け方は以下の流れになります。

仏花の生け方
  1. 花留めを用意する
  2. 仏花を購入したら結束を取り除き、水切りする
  3. 余分な葉やつぼみは取り除く
  4. 花束は菱形になるように整える

それぞれのポイントを解説していきましょう。

花留めを用意する

花立て(花瓶)にそのまま花を生けると、花立て(花瓶)のなかで花が動いたり、倒れてしまうことがあります。せっかくきれいに整えて生けたのに、かたちが崩れてしまったら悲しいですよね。

花留め」は、バランス良く整えた花束を固定する役割があります。華道のいけばなで使われる剣山や、フラワーアレンジメントの吸水スポンジもそうですね。

花留めに使えるアイテムには以下のようなものがあります。

アイテム 説明
フローラルフォーム 別名オアシスともいい、フラワーアレンジメント等で使われる吸水スポンジ
剣山 金属製の台の上に太い針状が密集しているもので、古くから華道では使われている
ねっこねっと 衝撃に強いポリカーボネート樹脂の糸状ワイヤー
ペットボトル 細長くクルクルとカットしていき、ワイヤー状にして使う
輪ゴム 一番簡単に結束できる

フローラルフォームは100円ショップでも売っていますね。糸状のワイヤーは、3ミリ〜5ミリのワイヤーであれば、100円ショップのものでも代用できます。

ペットボトルは、まず底をカットし、そこからクルクルと細長くカットしていくだけで花留めができます。花立て(花瓶)のサイズに合わせ、生けやすい幅にするのがおすすめです。

輪ゴムはたいていどの家庭にもありますね。ここで紹介したアイテムがなくても、輪ゴムがあれば準備はOKです!

仏花(ぶっか)を購入したら結束を取り除き、水切りする

フラワーショップなどには、組み花」と呼ばれる、コーディネイト済みの仏花を置いているところがありますので、組み花を購入するのも良いでしょう。

仏花を購入したら、やることは以下の3つになります。

  • すぐに水につける
  • 束ねてあるゴムなどを取り除く
  • 水につけたままの状態で、茎もとを斜めにカットする

水につけたままの状態で茎もとをカットすることを「水切り」と言います。

「水切り」をすることで、水中で茎もとをカットすることで切り口に水圧がかかり、茎もとから水分を吸い上げやすくする効果があります。

ご存じのとおり、茎は花や葉に栄養を運ぶ役割をしていますね。斜めにカットした茎もとは、水を吸い上げる部分の面積が広くなるため、しっかり仕事をすることができます。

なお、茎をカットするはさみは切れ味の良いものを使いましょう。切れ味が悪いと茎をつぶしたりして、雑菌がわく要因にもなります。

余分な葉やつぼみは取り除く

水立て(花瓶)の高さに合わせ、余分な葉やつぼみなどを取り除きます。

葉やつぼみを水につけたままにすると、水が腐りやすくなってしまいます。そのため、花立て(花瓶)のに合わせて余分な葉やつぼみ、枝は必ずカットしておきましょう。

花束は菱形になるように整える

花束を菱形になるように整えるために、まずメインとなる花を3つ選びます

  • 1本の花を頂点に決める
  • 頂点とした花の両脇に、2本の花を下にずらして添える

このかたちを保ったまま、他の花を加えていきます。このとき、花束の背面がフラットになるように意識します。そうすると、基本の「菱形」をきれいに作ることができます。

花束のかたちが整ったら、花立て(花瓶)に生けて完成です。

仏花の作り方を紹介している動画がありますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。

クリス
クリス

コツさえわかれば、仏花の生け方は難しくないね!今度やってみようかな。

神様
神様

ぜひ、やってみてほしいのう。楽しみじゃね。

仏花(ぶっか)を長持ちさせるポイント

仏花を長持ちさせるには、何よりも水を腐らせないことが重要になってきます。

花瓶の水を交換するときに、なんともいえない腐ったにおいがしませんか。

花瓶の水が汚れていると、当然ながら茎もとも汚れてしまいます。花や葉は、茎もとから水を吸い取って栄養を取っていますので、茎もとが汚れると腐りますし、花や葉に十分な栄養が行き渡りません

水を交換せずに放置すると、しおれてしまいます。

では、茎もとの雑菌を増やさないこと、水を腐らせないためにはどうすれば良いのでしょうか。

仏花を長持ちさせるポイント
  • 花立て(花瓶)に入れる水の分量を調整する
  • 毎日水を交換し、茎もとをカットする
  • 使用する花立を清潔にし、しっかり乾燥させる

それぞれのポイントを解説していきましょう。

花立て(花瓶)に入れる水の分量を調整する

仏花が元気なうちは、水の量が多いほどしっかり水を吸い上げることができます。

そのため購入してからしばらくの間は、花立て(花瓶)の中の水が十分な量になるように気をつけます

そして、しおれた花や葉を取り除いたりして花が少なくなったら、水の分量を減らすなど調整しましょう。

毎日水を交換し、茎もとをこまめにカットする

基本的なことですが、仏花を生けたら毎日水を交換しましょう延命剤を使うのも長持ちさせることにつながります。

そして、茎もとは水に浸からせたままにすると痛みやすくなるため、水を交換するタイミングで茎もともカットするようにしましょう。

その場合は、清潔な水に茎をひたし、よく切れるはさみで2〜3cmほど上に、斜めにカットします。

使用する花立て(花瓶)を清潔にし、しっかり乾燥させる

普段から花立て(花瓶)はいつ仏花を生けてもよいように、ぬめりが残らないようにしっかり洗って乾燥させておきましょう。

清潔な花立て(花瓶)に仏花を生けることで、水の雑菌の増加を抑えることにもつながります。

クリス
クリス

なるほど、このちょっとしたメンテナンスで、花の持ち方が違ってくるんだね。

神様
神様

そうじゃ。毎日カットしていくと、短くなってくるので、水に浸かってしまう葉や枝を取り除くことを忘れないことじゃ。

そして、都度サイズに合わせた花立て(花瓶)に生けるのもポイントじゃよ。

造花やプリザーブドフラワーを供えるのはOK?

結論からいうと、造花やプリザーブドフラワーを仏壇に供えることは、問題ありませんハーバリウムも同様です。

仕事が忙しかったり、気持ちや時間に余裕がなかったりすると、仏花のメンテナンスがおろそかになりがちです。その結果、せっかくきれいに供えた仏花は、枯れるのが早くなってしまいますね。

枯れてしまった花を仏壇に供えたままにしていると、いくら見守ってくださっているご先祖さまも故人も、ちょっと悲しいのではないでしょうか。

日々のメンテナンスが難しいときや、旅行などで家を留守にするときは、造花やプリザーブドフラワー、ハーバリウムなどを供え、時間的に余裕があるときは生花を供える、というように状況に応じて柔軟に使い分けるのがおすすめです。

特に、ハーバリウムは場所を取らないので、コンパクトな仏壇に供えるのに適しています。

おすすめの造花・プリザーブドフラワー・ハーバリウム

ここでは、1万円以下の造花・プリザーブドフラワー ・ハーバリウムのおすすめ5つを紹介します。

造花 「灯る仏花 りんどう」

イメージ画像 画像引用:ディノス
説明
  • スリムなボトルに造花をアレンジメント
  • フタにライトが内蔵されており、ロウソクの代わりにもなる
  • サイズ:直径/約8cm×H/約17.5cm
値段 7,590円+590円(送料)、税込
購入ページ 灯る仏花 りんどう

プリザーブドフラワー 「風雅」

イメージ画像 画像引用:高島屋オンラインストア
説明
  • オンライン限定の商品
  • ガラスケース付きのため、ホコリがついたら拭き取るだけ
  • サイズ:W/約7cm×H/約17cm
値段 4,950円+330円(送料)、税込
購入ページ プリザーブドフラワー「風雅」

プリザーブドフラワー 「想 -SOU-」

イメージ画像 画像引用:YAHOO!ショッピング
説明
  • ワックスベース素材の器は盆提灯の代わりにもなるLEDつき
  • 2種類から選べる
  • サイズ:W/約8cm×H/約17cm
値段 4,400円+送料、税込
購入ページ 想 -SOU-

プリザーブドフラワー  「明日葉と奈乃葉」

イメージ画像 画像引用: PayPayモール
説明
  • 横にも縦にも置ける、木枠のフレームに入ったデザイン
  • 2種類から選べる
  • サイズ:W/約11cm×D/5cm×H/約30cm
値段 6,930円(税込)、東京都は送料無料
購入ページ 明日葉と奈乃葉

お供え 花うるるハーバリウム

イメージ画像 画像引用:花うるる
説明
  • コンパクトな仏壇に最適
  • 3種類から選べる
  • サイズ:直径/約4.5cm×H/約21.5cm
値段 2,980円+980円(送料)、税込
購入ページ お供え 花うるるハーバリウム
クリス
クリス

仏壇に供えている花に光が灯るのはほっこりするね。フレーム型のプリザーブドフラワーはスタイリッシュでグッドだね!

神様
神様

ハーバリウムは場所を取らないサイズが多いから、物を置くスペースがあまりないところにおすすめじゃ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

仏壇に供える花の生け方と長持ちさせる方法のまとめ

仏花の生け方

  1. 花留めを用意する
  2. 仏花を購入したら結束を取り除き、水切りする
  3. 余分な葉やつぼみは取り除く
  4. 花束は菱形になるように整える

仏花を長持ちさせるには?

  • 花立て(花瓶)に入れる水の分量を調整する
  • 毎日水を交換し、茎もとをカットする
  • 使用する花立を清潔にし、しっかり乾燥させる

庭に咲いている花を仏壇に供えても良い

故人の好きだった花がトゲありの場合はトゲを除いてから生ける

造花、プリザーブドフラワー、ハーバリウムを生花のかわりに供えてもOK!

仏花を作る方法も思ったより簡単だったのではないでしょうか。

  • メインとなる花を3本決め、そのうち1本を頂点に持っていく
  • その両脇に少し下にずらした2本の花をそれぞれ添える
  • 花束の背面がフラットになるように意識する

このポイントを押さえておくと、基本の菱形ができるというのがわかりました。

一回作ってみると、コツがつかめてくるかと思います。慣れてきたらアレンジもできるようになりますし、何より気持ちのこもった花を供えることができ、ご先祖さまや故人もきっと喜んでくださるでしょう。