挨拶について調べる

【葬儀初心者必見】家族葬における喪主挨拶の基礎知識!上手な挨拶のコツを知ろう!

クリス
クリス
  • 家族葬での喪主挨拶がよくわからなくて、すごく心配!
  • 喪主の挨拶のタイミングはいつなの?
  • 喪主の挨拶での注意点とコツはあるの?

こういった不安が募るのも、無理はありません。なぜなら家族葬の「喪主の挨拶」と言われても、どのタイミングでどんなことを話せばよいのか、さっぱりわからないからです。特に喪主初心者の方にとっては、挨拶は少し荷が重たく感じることも。

神様
神様
喪主とはな、葬儀の総責任者なんじゃ。一般的には故人の配偶者が務めるんじゃが、何らかの理由で無理な場合は、子供がその役割を担うんじゃよ。ちなみに家族葬でも喪主は必要なんじゃぞ
クリス
クリス
Oh!それじゃ、僕にも可能性があるんだよね!?
神様
神様

日本の葬儀では、約9割が仏式なんじゃ。この仏式葬儀で、より良い挨拶ができるように、どんどん疑問に答えていくぞい。

本記事の内容
  • 家族葬と喪主挨拶の基礎知識
  • 喪主の挨拶のタイミング
  • 喪主の挨拶での注意点やコツ

この記事を読むと、葬儀の中で「どのタイミングで挨拶をしたらよいか」、「挨拶の内容はどうしたらよいのか」、「どんなことに注意すればよいか」、「挨拶のコツは何なのか」など、家族葬における喪主の挨拶のことがしっかりとわかる!というメリットがあります。

では、早速お伝えしていきますね。

Contents

家族葬での喪主挨拶で知っておきたい基礎知識

家族葬は名前から、「家族でお見送りをするのだろう」という、ザックリとしたイメージはできるかもしれません。

まず、家族葬での喪主挨拶のお話をする前に、頭に入れておきたい基礎知識のお話をしていきたいと思います。

そこからもう一歩「家族葬」のイメージを深めていき、家族葬におけるより良い喪主の挨拶について考えていきたいと思います。

家族葬で喪主の挨拶は必要なの?

家族葬での喪主の挨拶は、一般的に必要です

家族葬とは、家族、親族を中心に友人・知人など、ごく親しい方を10人から30人程度呼んで執り行う、小規模な葬儀のことです

小規模な式だから、喪主の挨拶は要らないのでは?」なんて思われる方もいるでしょう。

しかし、小規模と言えども家族葬は、一般葬と同様に「故人を見送る儀式」なのです。そのため、家族葬における葬儀の流れは一般葬と同じであり、作法に則ってきっちりと式を進めていくことになるのです。

そうなると、小規模な家族葬でも喪主の挨拶は欠かせないんですね。

一般葬とは?                                      親族だけではなく友人や仕事の関係の方々、趣味の仲間やご近所の方を参列者として幅広く呼ぶ葬儀。参列者の人数は多くなり、一般的には50人以上になる。

葬儀相談・依頼サイト「いい葬儀」の運営会社である「鎌倉新書」によると、2020年における一般葬の割合は、48.9%という調査結果が出ています。

以前は一般葬の割合が半分以上を占めていたのですが、現在では家族葬の40.9%がだいぶ迫ってきていますね。

神様
神様
社会情勢から見ても、恐らく「家族葬の割合は、これからも多くなっていくんじゃないか」と予想されてるんじゃ。だから、ここでしっかり家族葬での挨拶を学んでいくんじゃぞい!

喪主の挨拶の目的とは?

喪主の挨拶にも、実はちゃんと目的があるのです。

喪主の挨拶の目的
  1. 儀式としての場を引き締めること
  2. 参列者に対しての感謝の気持ちを述べること
  3. 挨拶によって参列者の気持ちを1つにすること

喪主の挨拶のない葬儀を想像してみて下さい。確かに、「何かが足りない」式になってしまいますね。そもそも、「会場の皆さんで一緒に故人をお見送りする」という雰囲気が、全くなくなってしまう感じがします。

神様
神様
どうじゃ。家族葬でも、喪主の挨拶が大切なのが、分かったかのう?

家族葬における参列者の3つのカテゴリー

実は家族葬に「呼ばなければいけない人」の明確なルールはありません。しかし、基本になるカテゴリーが3つあります。

  1. 故人の直系家族
  2. 故人の「近親者=身近な親戚」
  3. 故人の「親しい友人・知人」

このカテゴリーの参列者を組み合わせていくと、家族葬の規模も変わってきます。

約10人規模の場合

【直系の家族】

  • 故人の配偶者
  • 故人の子供
  • 故人の子供の家族
  • 故人の両親
約20人規模の場合

【直系の家族】

  • 故人の配偶者
  • 故人の子供
  • 故人の子供の家族
  • 故人の両親

+【近親者

  • 故人の兄弟姉妹
  • 故人の兄弟姉妹の配偶者
約30人規模の場合

【直系の家族】 

  • 故人の配偶者
  • 故人の子供
  • 故人の子供の家族
  • 故人の両親

+【近親者】

  • 故人の兄弟姉妹
  • 故人の兄弟姉妹の配偶者

+【親しい友人・知人】

  • 故人のいとこ
  • 故人の甥・姪
  • 親しい知人・友人

参列者が【直系の家族】+【近親者】+【親しい友人・知人】の場合は、30人以上になることもあるのですが、葬儀社のプランで「家族葬30人まで」と、人数を限定していることもあるので、注意が必要です。

クリス
クリス
家族葬の参列者は、 喪主から見ても知っている人が多いんじゃないかな。

家族葬の喪主挨拶は参列者によって変わる

家族葬も一般葬同様に、基本的には作法に則って式を進めるのですが、家族葬の喪主の挨拶は参列者によって、少し変えていくことができます

例えば、故人の家族以外にも身近な近親者が参列者である場合、よりアットホームな式になることと思います。その際は、喪主の挨拶も少しくだけた方が、よそよそしさがなく、より良い式になるでしょうし、故人も喜ぶのではないでしょうか。

反対に、故人の友人・知人や目上の親族、普段はあまり会わない親族が参列する場合は、少しだけ改まった挨拶の方が良いかもしれません。

また、一般葬に比べて小規模な家族葬は、葬儀の内容に少し自由度も出てくるので、喪主の挨拶も省略されることがあったりします。そういった点は、参列者のカテゴリーや規模などを加味した上で、葬儀社の方に相談しましょう。

クリス
クリス
参列者によって、式の雰囲気が変わってくると思うんだけど、それに合わせて喪主の挨拶も少し工夫すると良いと思うよ!

喪主の挨拶のタイミングはいつ

参列者の前でする喪主の挨拶は、おおまかに2種類のタイミングがあります。

  1. 通夜や告別式の後の「式後タイミング」
  2. 「通夜振る舞い」や「精進落とし」といった「会食系タイミング」
  • 通夜振る舞い(つやぶるまい)とは                        通夜の後に参列者を招き、故人と共にする最後の食事のこと。
  • 精進落とし(しょうじんおとし)とは                             火葬場から戻った後に、僧侶や親族などを招いて行う会食のこと。本来は初七日法要の後に行うのだが、現在では告別式の後、火葬場→「繰り上げ初七日法要」→「精進落とし」という流れで行う。

ただ、喪主初心者さんとしては、葬儀の流れがイマイチわからないという場合も多いでしょうし、そうなるとタイミングも掴めないのではないかと思います。

確かに、葬儀会社の方が式の流れは担当して下さり、打ち合わせもしますが、心の準備をするためにも、タイミングについてもう少し細かく見ていきましょう。

葬儀の流れから見るタイミング

葬儀の大きな流れは、臨終を迎えた日を1日目とすると、2日目に通夜、そして3日目に告別式と火葬が執り行われます。

通夜→葬儀&告別式→火葬までの行程は、基本的には2日間です。ただし、葬儀に相応しくない日があったり、火葬場や僧侶の都合が合わなかったりする場合は、葬儀に3日以上要することもあります。

1日目                                       【臨終】                                         葬儀社との打ち合わせ                                         喪主決め

2日目                                                   【通夜の流れ】

  • 参列者受付
  • 僧侶入場
  • 開式の言葉
  • 僧侶読経&焼香
  • 僧侶退場
  • 喪主の挨拶

(通夜振る舞いへ移動)

  • 通夜振る舞いの前後

3日目                                                   【葬儀&告別式の流れ】

  • 参列者受付
  • 僧侶入場
  • 読経&焼香
  • 弔電&弔辞(家族葬では省略されることもある)
  • 僧侶退場
  • 棺への花入れ
  • 喪主の挨拶
  • 出棺

(火葬場へ移動)

【火葬】

【繰り上げ初七日法要】

(精進落としの会場へ移動)

  • 精進落としの前後

喪主の挨拶でもうひとつ忘れてはならないのが、「僧侶への挨拶」です。基本的には、僧侶をお迎えする時とお見送りする時のタイミングです。

  • 出迎えのタイミング                                                                                                                       「本日はお忙しいところ、ご足労いただき、ありがとうございます。何分不馴れですので、ご指導くださいますよう、よろしくお願いいたします。」
  • お見送りのタイミング                                  「本日は大変ご丁寧なおつとめを賜り、ありがとうございました。おかげさまで、滞りなく葬儀を執り行うことができました。」

これも大切な喪主のお仕事なので、きっちり押さえておきましょう。

クリス
クリス
タイミングは種類で分けると2つなんだけど、回数的には基本6回くらいあるんだ。更に、お坊さんへの挨拶も。多く感じるかもしれないけど、コツを掴めば大丈夫!

「通夜振る舞い」についてのもっと知りたい方は、こちらからどうぞ!

通夜振舞いのルールやマナーは?どのくらい用意すればいいの? こういう不安になるのにも理由があります。 律儀な方が多いという日本人の性格上、冠婚葬祭に対して、昔からのしきたりを重んじる...

「葬儀・告別式」についての詳しいことを知りたい方は、こちらからどうぞ!

【完全解説】葬儀・告別式の流れ!準備手順やスケジュールは? 急に家族や親族が亡くなり喪主を務めることになったら、故人を思って悲しむ時間もそこそこに、葬儀の準備を始めなければならず不安ですよ...

実践!家族葬における喪主の挨拶の例文

喪主の挨拶全体で、必ず入れたい要素は「参列者への感謝」です。この感謝にも種類があり、「現在・過去・未来」で分けて考えると、挨拶も考えやすいと思います。

  • 参列への感謝(現在)
  • 故人が生前お世話になったことへの感謝(過去)
  • 通夜や葬儀・告別式でお世話になったことへの感謝(過去)
  • 今後の遺族に対する支援へのお願いと感謝(未来)

「通夜振る舞い」「精進落とし」の「会食系」挨拶の例文

  • 通夜振る舞い前                                              本日はご多用の中、通夜にご参列いただき、ありがとうございます。ささやかですが、お食事を用意いたしましたので、お召し上がりください。
通夜振る舞いの挨拶は、まず司会者による通夜振る舞いの案内があり、既にお料理が用意されている状態なので、なるべく手短にするのがポイントです
  • 通夜振る舞い後                                               夜も更けて参りました。明日も早いので、本日はこれで終了とさせていただきます。      翌○月○日は、△時より当会館にて葬儀・告別式を執り行います。お時間があるようでしたら、ご参列いただけるよう、よろしくお願いいたします。

本日は、誠にありがとうございました。

通夜振る舞いの挨拶には、必ず翌日の葬儀&告別式の予告を入れましょう。
  • 精進落としの前                                               本日は誠にありがとうございました。皆さまのおかげで、滞りなく式を済ませることができました。厚くお礼を申し上げます。

ささやかではありますが、お食事を用意しております。故人を偲びながら、ゆっくりお過ごしいただければと思います。

  • 精進落としの後                                             本日はご多用の中、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。このように、皆さまにお見送りいただき、故人も喜んでいることと思います。

故人の思い出をもっとお聞きしたいところではありますが、これで終了とさせていただきます。

至らぬところもあったかとは思いますが、皆さまのご厚意に深く感謝いたします。今後も、故人の生前同様、ご指導いただけますよう、よろしくお願いいたします。

皆さま、どうぞお気をつけて、お帰りください。本日は、誠にありがとうございました。

精進落としの挨拶は、実質上「閉式の言葉」なのです。挨拶の中に「至らぬところがあった」なんてくだりを入れると、参列者に敬意を払った、より丁寧な挨拶になります。
精進落としでの「献杯」(けんぱい)の挨拶は、喪主がするべきですか?

必ずしも喪主である必要はありません。近親者の中でも、故人と所縁が深い年配の方にお願いすると良いかと思います。

「会食系」挨拶の基本的な挨拶は、こんな感じですね。では、続いて「式後系」挨拶を見ていきましょう。実は、こちらも基本は同じです。

実践!通夜と告別式の「式後系」挨拶:構成と例文

「式後系」の喪主挨拶の基本も、「現在→過去→未来」の順序にするとバッチリです。一体どういうことなのかを、挨拶の構成に照らし合わせながら説明していきますね。

式後の喪主挨拶の基本構成
  • 故人との関係をサラッと明らかにしつつ、参列者へのお礼(現在①)
  • 故人が生前お世話になったことへの感謝(現在②)
  • 故人の最期の様子をやんわり(過去①)
  • 故人のエピソード=故人の「人となり」について(過去②)
  • 遺族に対してこれからの支援へのお願い(未来)
  • 最後にまたお礼
  • 挨拶は長くなりすぎないこと

一般的に、喪主の挨拶は2~3分程度の長さが良いとされています。では、2~3分の長さとは文字数にすると、一体どれくらいになるのでしょうか。

NHKのアナウンサーがゆっくりと話した場合、大体漢字混じりで1分間に約300文字。2分間で600文字、3分では900文字です。つまり、400字詰め原稿用紙で2枚半ですね。これが挨拶の目安です。

クリス
クリス
僕、ちょっと喪主挨拶の練習したい!練習台になってもらっていい?僕、息子役ね。
神様
神様
練習台とな?ま、いいじゃろ。じゃ、ワシは父親役な。
クリス
クリス

本日はお忙しいところ、父シゲ爺の葬儀・告別式に参列いただき、誠にありがとうございます。おかげさまで、滞りなく式を済ませることができました。(現在①)

生前、父が皆さまに大変お世話になりましたこと、心から感謝いたしております。(現在②)

父は1か月という闘病生活を経て、6月1日午前8時15分、眠るようにその生涯を閉じました。最後まで冗談を言い、病床にあってもいつも通りの明るい父でした。(過去①)

コーヒーと映画が好きだった父。そんな父の影響で、私たちは家族で映画をよく観ました。父は、映画でよく泣いていたことを思い出します。感情豊かで、人の心の機微にとても敏感な優しい人でした。

社交的で明るい性格でもあった父は、老若男女問わず人を愛し、人に愛されるという生涯を送りました。「人と人を結ぶ人」、父はそんな言葉がピッタリな人だったと思います。(過去②)

父は親しい方と集まることを、とても楽しみにしていた人なので、このように皆さまに見送られて、さぞかし喜んでいることと思います。

これからは、家族で力を合わせていきたいと思っております。今後とも、父の生前同様、皆さまには変わらぬご指導をいただければ幸いです。(未来)

本日は、誠にありがとうございました。(約500字)

神様
神様
ワシの出番、なかったのう・・・。 エピソードの部分を膨らませると、故人を深く偲ぶことのできる挨拶になると思うぞい。ただし、長くなりすぎないように、しっかり話の内容のポイントを押さえておくんだぞい。

【参列者が親しい場合】くだけた喪主挨拶の例文

家族葬の場合、同居家族や親しい親族といった、かなり身近な参列者のみで、小規模な式を執り行うこともあります。そうなると、改まりすぎる挨拶は、逆に不自然になってしまいます。

アットホームな雰囲気の式を執り行いたいのであれば、挨拶もくだけた感じで良いと思います。そこで、ここではくだけた挨拶の例をご紹介します。 

【親しい親族が参列者】通夜の日の挨拶例

  • 通夜の後                                                 忙しい中、今日はみんな集まってくれて、ありがとう。亡くなった父も喜んでくれていると思うよ。大勢で集まるのが好きな人だったから、みんなで明るく見送ってあげてください。それでは、今日は本当にありがとう。
  • 通夜振る舞い前                                             今日は忙しい中、父シゲ爺のために集まってくれて、本当にありがとう。ささやかではあるけど、お料理を用意しました。食事をしながら、一緒に父を偲びましょう。
  • 通夜振る舞い後                                                 まだ話したいことは尽きないかもしれないけれど、明日も早いので、今夜はこの辺で終了としましょう。明日の葬儀と告別式は、○時から当会館で執り行うので、よろしくお願いします。今日は本当にありがとう。
通夜振る舞い後は、アットホームな挨拶でも、葬儀&告別式の予告は忘れないようにするんだぞい。

【親しい親族が参列者】葬儀&告別式の日の挨拶例

  • 告別式後                                                       今日は忙しいところ、父シゲ爺のために集まってくれて、本当にありがとう。おかげで滞りなく葬儀を執り行うことができました。こうしてみんなに見送られて、父もさぞかし喜んでいると思います。

こうして皆と一緒だと、父がまだそこにいるみたいに思えてならないよ。父亡き後、家族で頑張って生きていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。また、こうやって皆で食事会を開いて、父を偲べたらと思っています。

今日は、本当にありがとう。

神様
神様
参列者が故人の同居家族だったり、とても親しい親族だと、挨拶に色んなエピソードを盛り込むより、故人を偲ぶ空気感を共有するってだけで、もう充分なんじゃなかろうか。
  • 精進落とし前                                              昨日に引き続き、今日も朝早くからありがとう。皆のおかげで葬儀も無事に終わって、本当に感謝してるよ。ささやかではあるけど、精進落としの用意をしました。父の話でもしながら、ゆっくりくつろいでください。
  • 精進落とし後                                              今日は忙しい中、最後まで付き合ってくれてありがとう。まだ、父との思い出話を聞いていたいけれど、夜も更けてきたのでこれで終了とします。

至らぬ点もあったかもしれないけど、みんなのおかげで無事に葬儀、告別式を執り行うことができました。皆で集まるのを楽しみにしていた父だから、また、集まって父を偲びながら食事でもしよう。父亡き後も、生前同様よろしくお願いします。

今日は、本当にありがとう。

神様
神様
くだけた表現は、あくまで参列者との関係性で決めるんじゃぞ!

仏式だけではなく、キリスト教の挨拶についても気になる方は、こちらもどうぞ!

【カトリックの葬儀】喪主の準備は?知っておきたいマナーや挨拶 キリスト教の葬儀と言われても、海外ドラマや映画のイメージしか浮かばないという人も多いのではないでしょうか。 日本のキリスト...

喪主挨拶で絶対避けたい「忌み言葉」(いみことば)

忌み言葉とは、言葉の響きや意味が不吉だったり縁起が悪かったりという理由で、使うのを避けたい表現のことです。

忌み言葉と聞くと、何だかとても恐ろしいような感じもしますが、例えば受験の頃を思い出してみてください。「滑る」や「落ちる」といった言葉を、避けていませんでしたか?あれらもみんな、忌み言葉なんです。

そこはやはり「言霊の国Japan」です。言葉に敏感なんですね。

神様
神様
日本は古来より、言葉には霊力が宿るという信仰があるんじゃ。もし縁起の悪い言葉を使えば災いが、縁起の良い言葉を使えば幸いが やって来ると考えられてるんじゃよ。忌み言葉は、気をつけたいマナーでな、いくつかの種類があるんじゃ。
忌み言葉の種類
  • 重ね言葉   不幸が重なることを連想させる表現
  • 続き言葉   不幸が続くことを連想させる言葉
  • 不吉な言葉  死や苦痛を連想させる言葉
  • 生や死の直接的な表現

これらの忌み言葉には言い換えの言葉があるので、挨拶文を作成する際にはそちらを使うようにしましょう。

重ね言葉

同じ響きの音を、2つ続けて構成されている言葉です。日常的によく使用する言葉が多いので、注意が必要です。不幸が重なることが連想されるので、葬儀では避けましょう

重ね言葉 言い換えた言葉
いろいろな、様々な 多くの、たくさんの
くれぐれも どうぞ
重ね重ね 深く
しばしば、度々 よく
日々 毎日
時々 時折
益々 よりいっそうの
近々 近いうちに
段々と 少しずつ
次々  休みなく、たくさん
わざわざ あえて
神様
神様
いつも使っとる言葉が多いじゃろ。そういう言葉は、ふと出てきてしまうもんなんじゃ。この他にも、同じ音が2つ続く言葉には要注意じゃぞ。

続き言葉

これはイメージ的に、不幸が続くことを連想される言葉です。こちらも日常的に使用する言葉が多いので、気をつけましょう。

続き言葉 言い換えの言葉
追って のちほど
再度 改めて
なお 補足すると
なおまた その他に
次に 新たに、別の機会に
続いて、続けて 同じく、同様に
引き続き これからも
重ねて 本当に、誠に
神様
神様
続き言葉は、言い換えても続きのイメージがあることも多いんじゃ。そういう言葉も、なるべく避けたいんだぞい。

不吉な言葉

不吉=縁起の悪い言葉と考えておきましょう。言霊思想的にも、やはり避けたい言葉なので、使用しないことをおすすめします。

不吉なNGワード 言い換えの言葉
四(し)=死、九(く)=苦 四は「よん」、九は「きゅう」と発音すればok
消える 使用しない
とんでもないこと 使用しない
大変なこと 使用しない
浮かばれぬ、迷う 故人が無事にあの世へ行けないことを示唆する言葉なので、使用しない
クリス
クリス
ネガティブな意味や響きがある表現は、避けようね。

生や死の直接的な言葉

葬儀では、やはり「生死」に敏感になるものです。家族葬の参列者は故人と親しい方が多くなるため、より一層デリケートな表現には注意を払いたいものです。そのため、生死に関する直接的な言葉は避けましょう

直接的な言葉 言い換えの言葉
死ぬ、死亡する 亡くなる、逝去する、他界する、旅立つ
急死 突然のこと、急逝
生きていた頃、生存中、存命中 生前、お元気な頃
クリス
クリス
普段でも、ちょっとドキッとさせられる言葉だよね。

会場にいる方の気持ちを考えない内容

忌み言葉ではなくても、会場にいる方をドキッとさせる「ネガティブ要素のある内容」は、絶対に避けましょう

例えば、故人のネガティブな部分の内容だったり、死因に関してのかなり具体的な情報、また闘病生活の壮絶さなどが、このNG表現に入ります。

なるべく参列者の皆さんが、心穏やかに故人を見送ることができるような環境を作ることも、喪主の仕事です。

神様
神様
言葉選びは儀式のマナーっていうだけじゃなく、故人や遺族、参列者の気持ちを思いやることなんじゃ。普段使っている言葉も多いと思うが、気をつけるんじゃぞい!

上手な喪主挨拶のための準備

家族葬は、一般葬よりも参列者の人数が少なく、「緊張しないのではないか」と思うかもしれません。しかし、前に立って挨拶をするという状況は、やはり緊張感が伴います。ましてや、慣れない状況の中だと余計に。

また家族葬の場合、会場が小さくなる可能性があり、参列者との距離が近くなります。間近に顔が見えると、それがたとえ知っている人だとしても、逆に妙な緊張感が出てくるかもしれませんね。

その緊張感に打ち勝つための準備3つを、見ていきましょう。

挨拶準備その①:必ず見やすいメモを作っておく

喪主の挨拶は、暗記をする必要はありません。むしろ、メモを作っておくことをおすすめします

恐らく多くの方が、人前で話すことに慣れていないかと思いますが、そんな状況で無理にメモなしに挨拶をするのは、大変な負担になってしまいます。

またメモを「見やすくしておく」というところが、ポイントです。挨拶中に一瞬頭が真っ白になることもあるかもしれません。そんな時にメモが見やすいと、すぐに続きを探し出すことができ、焦らずスムーズに続けることができます。

それに、メモがないと葬儀の間ずっと気になってしまい、お別れに集中することができなくなってしまいます。そんな状況は避けたいですね。

挨拶準備その②:メモを作りながら音読をする

メモを作りながら、必ず音読することをおすすめします

文章は「書く時」と「話す時」のリズムも違いますし、人によって言いにくい言葉もあります。音読をしながらだと、自分の声に合わせて、より読みやすい挨拶文を書くことができると思います。

より読みやすい挨拶文の方が、精神的負担も軽くなってくるので、メモ作りは丁寧にしましょう。

挨拶準備その③:挨拶のイメージトレーニングをする

葬儀会場で挨拶をするというのは、頻繁にあることではありません。そこで、慣れていない方は特に、イメージトレーニングをすることをおすすめします。

ちょっと『ガラスの仮面』っぽくなりますが、「自分は今、参列者の目の前に立っていて、棺もここにある」と、その場面をしっかりイメージし、トレーニングをします。

これを実践するか否かで、当日の落ち着き方がかなり変わってくるはずです。葬儀中、喪主は心身共にバタバタしていると思うので、時間がとれるかはわかりませんが、なるべく練習はしておきましょう。

クリス
クリス
座ったままだと、発声の仕方も目線の高さも変わってくるから、練習でもなるべく立った状態で挨拶をする方がいいよ!
神様
神様
葬儀全ての準備が臨終から突然始まるからな、時間との闘いになると思うが、うまく時間を使っていくんじゃぞい。

上手な喪主挨拶の仕方のコツ

上手な喪主の挨拶は、決して「完璧に話す」ということではありません。喪主の挨拶とは、参列されている方に感謝の気持ちを伝えることが重要なので、参列者に意識を向けた話し方ができると良いと思います

そのためのコツについて、2点ほど見ていきましょう。

上手な挨拶のコツその①:なるべく目線を上げる

なるべく目線は上げましょう。目線を下に向けると、どうしても声が小さくなってしまいます。

クリス
クリス
そのために、猫背は禁止だね。背筋を伸ばしていこう!

少人数での小さな会場における式の場合、マイクを使わない可能性もあるので、その際は目線を遠くに合わせると、声もそちらへ飛んでいきます。顔を上げることによって、喉を締め付けず、声も出しやすくなります。

マイクを使用している場合は、葬儀社の方が高さを調整してくれますが、それでもやはり下を向いてしまうと、マイクが声を拾いにくくなってしまいます。必ずマイクに向かって話しましょう。

暗記がバッチリな方は、参列客の頭上くらいに視線を向けると目線も上になり、更には参列者と目線が合わず、「緊張の跳ね上がり」だけでなく、参列者を見て泣いてしまうのを避けられると思います

メモを用意されている方は、メモ自体をあまり下に持たないこと。やはり声が出にくくなってしまいます。そして、下を向くと気持ちも下がり、涙が出やすくなる気がしますので、挨拶のメモは胸の高さくらいまで上げましょう。

そしてもし可能であれば、時々メモから目を離し参列者の方へ視線を向けましょう。そうすると、参列者とより強い一体感が生まれてきます

神様
神様
喪主の挨拶はな「もう話すことのできない故人に代わって、参列者にお礼をいうこと」だと考えるんじゃ。そうすると、少しだけ喪主の挨拶への意識が、変わるかもしれんぞい。

上手な挨拶のコツその②:ゆっくりはっきりと話す

まず、口を大きく開けて、ゆっくりと話し始めましょう

緊張すると、どうしても早口になってしまいがちです。そうなると、「緊張する→早口になる→言葉を噛む→更に焦る→言葉を噛みまくる」という、大変な状態に陥りやすくなります。

「完璧に話す」という必要は全くないのですが、あまり噛みすぎてもパニックになってしまいますし、参列者も気になって集中ができなくなってしまいます。

この「カミカミパニック」を避けるために、始めから口を大きく開けゆっくり話すと、心の状態バランスと挨拶のペースを整えていきます。

また、ゆっくり話すことで呼吸も整い、次の言葉について考える余裕ができてくるため、言葉を噛むことは少なくなっていきます。

しかも、聞き手は話し手の緊張や焦りを、結構感じてしまうものです。参列者側から聞いていると、特に身近な方であればある程、余計「カミカミ」が気になってしまいます。

喪主挨拶は、「参列されている皆さんが、お別れに集中できる雰囲気作り」でもあると思って下さい。葬儀のメインテーマは、「悲しみのプロセスを経て、故人としっかりお別れをすること」ですから。

神様
神様
喪主の挨拶はな、ゆったりとした感じが理想じゃな。

喪主挨拶で泣いてしまいそうな場合の対処法

葬儀の時に意外と心配になるのが、「泣いてしまいそう案件」ですね。故人との関係から悲しみも深く、「もし泣いて喪主の挨拶ができなくなったら」と、不安になる方も多いかと思います。

人の感情は、そんな簡単にコントロールはできません。「取り乱してしまうのでは」と心配な方には、簡単にできる対処法があります。ぜひ、実践してみて下さい。

挨拶の準備段階でできる3つの対処法

恐らく故人の旅立ちに際して、ご自身の気持ちの状態は、概ねわかっているのではないかと思います。感情的に少しでも挨拶への不安がある場合は、次のことを心掛けましょう

  1. 思い切って挨拶文自体を短くする                          挨拶は一般的に2~3分が良いとされていますが、決して「そうしなければならない」ということではありません。挨拶に必要な部分がしっかり入っていれば、短くてもOKです。ご自身の気持ちも考えて、無理がないような長さの挨拶文を作っておきましょう。
  2. なるべく言いやすい言葉を選ぶ                              人によっては、言いにくい言葉もあるかと思います。その言葉をあえて使ってしまうと、更に緊張感が増し、「カミカミパニック」に陥りかねません。なるべく「言いにくいなぁ」という言葉は避け、緊張ポイントを減らしましょう。
  3. 挨拶文に慣れて「泣きポイント」を克服                                  挨拶文を書いている段階で、自分でも泣きそうなポイントがわかってくるはずです。そこを何度も読むとある程度は慣れてくるので、心の準備をしやすくなると思います。

挨拶直前は「無心の境地」を作って対処

挨拶前は、いくらリラックスしようと思っても、なかなかできないのではないでしょうか。そんな時、落ち着くために「一瞬でも無心の境地を作り出すこと」をおすすめします。

これは「リラックスする」というより、「一瞬何も考えない時間を捻出する」という感じですね。

葬儀は大切な人を亡くした悲しみだけでなく、緊張や心配なども入り交じり、感情的になりやすい時ですし、参列者の方々に体を向けて話さなければならないため、特に人前で話すことに慣れていない場合、パニックを起こしやすくなるかもしれません。

そんな時のため、挨拶直前に一瞬無心状態をつくる方法が、こちらです。

  • 深呼吸をする
  • 息を少し止める
  • 指先に意識を向ける
  • 一度目を閉じ、眉間の辺りに意識を集中する

どれも一瞬無心になれるので、試してみて下さい。

次の段階としては、1度頭の中を空っぽにした後、少し気持ちに余裕ができるので、その時に挨拶文の導入部分を思い浮かべることです。そうすると、意識が挨拶へとシフトしやすくなります。

クリス
クリス
僕の友達は、おじいさんへの「お別れの言葉」を読む時、緊張しすぎて涙が出なくなったって。緊張も時には、いい仕事するんだね。

それでも涙が出てしまったら

まず、少し呼吸を整えましょう。そして、泣きながら続けても構いません。ただし、堪えていた感情が決壊してしまい、もう話すことができないという場合は、無理せず他の方に代読をお願いしましょう。

もし葬儀前の段階で、既に精神的にも挨拶が難しいと感じているようであれば、司会をしている葬儀会社の方か、もしくは別の方に予め代読をお願いすることもできます。ご自身の感情を優先して、無理のないようにしましょう

葬儀において、「涙が出る出ない」ということを気にする方が、意外にも多いようです。

男性Aさん
男性Aさん
喪主の挨拶で思わず泣いてしまいました。人前で泣いたりしてしまって、今考えても恥ずかしくて仕方がありません。
女性Bさん
女性Bさん
喪主を務めましたが、自分でもビックリするほど涙が出ませんでした。何だか、参列者の親族に冷たいと思われるんじゃないかと、心配になりました。

大切な人を失った時の感情は、とても複雑です。涙が出るのも、理解ができます。でも、泣いてしまうことを、それ程気に病むことはありません

逆に涙が出ないからといって、悲しくないというわけではないのです。きっと、喪主の挨拶の中で、参列者はあなたの色んな感情を、理解してくれているはずです。

家族葬には生前、故人と特に深いつながりがあった方々が、参列しています。大切な人を亡くした悲しみや、故人への愛情はきっと共有することができるはずです。

神様
神様
ハンカチは肌触りの良いもの用意するんじゃぞ。それから涙を拭うのは、目元ではなく頬の辺りでじゃ。目元を擦ると、赤くなってヒリヒリしてしまうからのう。
クリス
クリス
喪主の挨拶には、作法としての意味合いだけじゃなくて、参列者と気持ちの共有っていう役割もあるんだね。喪主の挨拶は、家族葬でもとても大切だっていうのが、分かったよ。

まとめ

小規模な家族葬でも、一般葬同様、喪主の挨拶は必要です。なぜなら、家族葬も儀式だからです。そして、喪主の挨拶にもしっかりとした目的があります。

家族葬での喪主挨拶のおさらい

【喪主挨拶の目的】

  1. 儀式としての場を引き締めること
  2. 参列者に対しての感謝の気持ちを述べること
  3. 挨拶によって参列者の気持ちを1つにすること

【参列者の前で行う喪主の挨拶のタイミング】

  1. 「通夜振る舞い」や「精進落とし」の「会食系タイミング」
  2. 通夜後、告別式後の「式後タイミング」

しかし、儀式とはいえ、参列者の人数も少なく親しい親族が集まる家族葬では、喪主の挨拶も省略されたり、くだけた口調の簡単な挨拶になることがあります。挨拶がくだけけていると、とてもアットホームな式になりますね。

挨拶が、式全体に影響を与えるということが、よくわかります。

挨拶のマナーとしては、「忌み言葉」に気をつけたいというのが大きなポイントです。また、故人に対してのネガティブ要素のある内容もNGです。参列者が心穏やかに、故人をお見送りできるような雰囲気作りも、喪主の挨拶の大切な役割なので、充分気をつけましょう。

それらを踏まえて、上手な喪主の挨拶をするには、コツがあります。

まずはメモを作って準備をすること。暗記をする必要はありません。そして、音読しながらイメージトレーニングを、しっかりしておきましょう。

当日は背筋を伸ばし目線をあげることで、声を出しやすくします。挨拶は、ゆっくりはっきりした声でしましょう。

上手な喪主の挨拶は、決して「完璧な挨拶」ではありません。大切なのは「どれだけ心を込めて感謝の気持ちを伝え、参列者と一緒に故人を見送るか」です。

クリス
クリス
葬儀で参列者に一番お礼を言いたいのは、きっと故人なんだと思う。でも、もうお話はできないんだ。

だから喪主の挨拶は、そんな故人に代わって、参列者にお礼を述べるという役割もあり、とても大切なんだと思うよ。

家族葬は、参列者も故人と親しい方々なので、よりアットホームな雰囲気の中で一緒に故人を偲び、見送ることのできる小規模な式です。そして、その家族葬で喪主の挨拶をすることで、故人を亡くした思いをより深く共有し、心に残る式になるのではないかと思います。

しっかりコツを掴んで、より良い喪主の挨拶ができるよう、祈っていますね。