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【例文付き】お礼状のルールやマナーは?誰に出すの?書き方は?

クリス
クリス
  • お礼状ってどういうものを指すの?
  • どんな人に出すものなの?
  • お礼状にルールやマナーはあるの?
  • お礼状はどうやって書けばいい?

お葬式をする側にならないと、そもそもお礼状というものの存在すらよく知らないかもしれませんよね。

誰かの葬儀に参加したことはあっても、お礼状というものを受け取ったことがあったかどうか・・・。という人もいるかもしれません。

言葉どおり、誰かにお礼を伝えるために書くものだということは分かりますが、具体的に誰に出せばいいのでしょうか?ルールやマナーはある?どうやって書けばいい?

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • お礼状とは
  • お礼状を出すべき相手
  • お礼状を出す上でのルール・マナー
  • お礼状の書き方(例文紹介)

この記事を読むことで「お礼状について必要な知識が身につく」というメリットがあります。では早速お伝えしていきます。

お礼状には大きく3種類ある

①会葬礼状・ご香典のお礼状(当日渡す)

会葬礼状とは通夜・葬儀・告別式に参列してくれたことに対してお礼の伝えるためのお礼状です。

内容としても、参列してくれたことへのお礼を中心に書きます。

また、会葬御礼の中に香典のお礼を含める場合もあります。

会葬御礼はあくまで葬儀に参列して頂いたことへのお礼が主目的ですが、特別な理由がなければこのタイミングでご香典も受け取っているはずなので、文中にご香典のお礼を含めておく書き方もよく用いられます。

②弔電・供花等のお礼状(葬儀後早めに出す)

弔電や供花は基本的に、多忙などのやむを得ない事情でお葬式に参列できない人が送るものです。

したがって、お葬式で直接お礼を伝えることができなかった人に対して送るお礼状が必要です。

③忌明けお礼状(四十九日後に出す)

忌明けとは四十九日を過ぎたことを意味します。

お葬式へ参列して頂いたことへのお礼、無事忌明け法要を済ませた報告、香典返しの品を添えることについてのお断りなどといった内容のお礼状は忌明けに送るのが一般的です。

お礼状を出すべき相手

会葬礼状は参列者全員

会葬礼状とは参列してくれたことに対するお礼です。したがって、ご香典の有無に関わらず参列者全員に渡すべきものです。

参列者全員にお礼の品として渡す会葬御礼に添えるのが一般的です。

会葬礼状は参列者に感謝の意を伝えるためだけではなく、参列者の忌引き申請にも必要です。これがないと欠勤扱いになり参列者が困ることもあるので、必ず渡すようにしましょう。

弔電・供花を送ってくれた人

やむを得ない事情でお葬式には参列できなかったものの、わざわざ弔電や供花を送って故人を弔ってくれた方々です。故人や遺族の会社、関わりの深い友人・知人から送られてくるケースが多いです。必ずお礼状を出して感謝を伝えるようにしましょう。

忌明けに香典返しを送る人

香典返しとは、本来忌明けに直接訪ねて手渡しするものです。これを忌明け返しといいます。しかし、相手が遠方であったり直接訪ねるには相手が多すぎる場合もあり、郵送で送ることも失礼にはならないことになっています。

忌明け返しの場合、郵送で香典返しと一緒にお礼状も添える必要があります。

ただし、忌明けで送るお礼状の内容としては四十九日法要を終えた報告が主目的になることが多いです。したがって、ご香典のお礼、香典返しを一緒に送る旨の内容も含めて1通のお礼状にまとめることになります。

また、直接訪ねて手渡しする場合は、即日返し同様お礼を直接伝えることができるため省略しても問題ありません。

さらに、郵送も送料の負担が大きくなるということから、お葬式当日に渡すのが現代では一般的です。これを即日返しといいます。

この即日返しの場合、ご香典のお礼状はなくても失礼ではないとされています。直接会ってお礼を伝えることができる、という理由からそうなっています。

ご香典が特に高額だった人(即日返しの場合)

即日返しの場合、香典返しの品は一律となっているので、ご香典が高額な人に対しては香典返しが安価すぎることになる場合があります。

そういった時は、後日改めて香典返しを送る必要が出てきますので、その際にはお礼状も添えなくてはいけません。

その他特にお礼を伝えたい人

他にも世話役を引き受けてくれた人、故人が特に親しかった人、故人が入院していた病院の主治医など、必ず送らなくてはいけないわけではありませんが後日改めてお礼を伝えたい人にはお礼状という形で感謝の意を伝えることがあります。

お礼状を出す上でのルール・マナー

お礼状を出すタイミング

会葬礼状

会葬礼状はお葬式当日に会葬御礼に添えて渡します。

香典返しが即日返しの場合、当日のうちに会葬御礼+会葬礼状+香典返しを渡すということになります。

弔電・供花等のお礼状

弔電や供花のお礼状はお葬式後なるべく早く送るようにしましょう。無事葬儀を終えることができたことをお知らせし、安心してもらうためです。

どうしても発送が遅くなってしまう場合は、忌明けお礼状に弔電・供花お礼を書き加えるようにしましょう。

忌明けお礼状

忌明けである四十九日が過ぎてから送ればOKです。

香典返しが忌明け返しの場合はこのタイミングで送ることになります。

ただし、あまり遅くなりすぎても失礼なので、お葬式後には書き始めるようにしましょう。

お礼状は手紙で出すのがベスト

最近ではメールやはがきといった略式の方法でお礼状を送るケースもあるようです。

しかし、それらはまだまだ少数派で、失礼に感じる人は少なくありません。

正式な形である”手紙”で出すことをオススメします。

手紙は白無地の便せん、白無地の和封筒

デザインはもっともシンプルな白無地を選びましょう。

封筒は事務的な茶封筒を避けた方がよいとされています。

お礼状の書き方(例文紹介)

書く内容のポイント

主旨に沿ったお礼の言葉

ひとことにお礼といっても、何に対してのお礼なのかは相手によって変わってきます。

会葬のお礼、ご香典のお礼、弔電・供花のお礼などなど。伝えるべきお礼の内容が抜け落ちていないかしっかり確認し、失礼のないようにしましょう。

故人の名前と戒名

誰の葬儀についてのお礼なのかが分かるようにしておきましょう。

お礼状の最初に故人の俗名を書いておくのが一般的です。また、戒名が付けられている場合は合わせて記載しておくといいでしょう。

書面の挨拶であることのお詫び

本来であれば、参列してくれた方やご香典をくれた方には直接会ってお礼を伝えるのが理想です。しかし、参列者が多かったり、遠方だったりという理由で書面のみの挨拶になってしまうのは致し方ありません。

書面での挨拶が失礼というわけではありませんが、その点についてはお詫びの言葉を添えましょう。

法要日

お礼状にはいつのものであるかを明記する必要があります。とはいえ、葬儀に参列した人は法要日も知っているはずですので省略しても問題ありません。しかし、参加できなかった人へのお礼状には法要日まできちんと記載しておきましょう。

香典返しを一緒に送らせてもらう旨のおことわり

もしお礼状と一緒に香典返しの品を送る場合、その旨のおことわりも文中に添えておきましょう。

忌明け返しであれば、ご香典をくれた人へは香典返しを一緒に送ることになるでしょう。

また、即日返しであっても頂いたご香典の額によっては、忌明けに改めて香典返しの品を送ることもあるので覚えておきましょう。

書く時のマナー

手書きなら筆記具で

最も格式が高いのは毛筆です。特に目上の方に送る場合は毛筆が最適とされています。

毛筆が苦手な人は筆ペンや万年筆でもOKです。

だたし、ボールペンは避けた方が無難です。

縦書き、句読点なし

毛筆文章の名残で、句読点は使わず、縦書きにしましょう。

例文

紹介する例文では、父親が亡くなった場合の内容になっています。

会葬礼状の例文

会葬礼状の例文

謹啓

亡父 ○○○○(俗名)儀

本日は御多用のなか御会葬賜りまして 誠にありがとうございます

また、御鄭重なご弔意とご厚志を賜り 誠に有り難く 心より厚くお礼申し上げます

生前に賜りました御厚情に感謝致しますとともに

略儀ではありますが書中をもちまして 御礼の御挨拶とさせていただきます

敬白
令和○○年○月○日
○ ○市○○町
喪主 ○○○○
親族一同

難しい漢字がたくさん使われていますね。普段使わない言い回しも多いので、ぜひ例文を参考にしてみてください。

「御」は漢字で書くことが多いです。また、「鄭重(ていちょう)」は一般的にいう所の「丁重」にあたります。

弔電お礼状の例文

弔電お礼状の例文

謹啓

亡父 ○○○○(俗名)儀 葬儀に際しましては

御多用の中 御鄭重なる弔電を賜り厚く御礼申し上げます

御蔭様で葬儀も滞りなく済み父を見送ることができました

亡父にかわり生前の御厚情に御礼申し上げるとともに

今後とも御厚誼を賜りますよう御願い申し上げます

略儀ながら書中をもちまして謹んで御礼申し上げます

敬白
令和○○年○月○日
○ ○市○○町
喪主 ○○○○
親族一同

シンプルですが、弔電を頂いたことへの感謝がきちんと伝わる例文です。

「厚誼」という言葉はあまり馴染みがありませんね。これは「情愛のこもった親しい付き合い、厚いよしみ」という意味があります。「今後とも仲良くしてくださいね。」ということを難しく表現した言葉です。

供花お礼状の例文

供花お礼状の例文

謹啓

亡父 ○○○○(俗名)儀 葬儀に際しましては

立派な御供花を賜り 誠にありがとうございました

謹んでお受けし 霊前に飾らせていただきました

皆様の温かいお気持ちに支えられ 葬儀も滞りなく済ませることができました

故人もさぞ喜んでいることと存じます

本来であればお伺いして 直接御礼を申し上げるところではございますが

略儀ながら書中にて御挨拶申し上げます

敬白
令和○○年○月○日
○ ○市○○町
喪主 ○○○○
親族一同

こちらは供花のお礼に使える例文です。

「頂いた花はきちんと飾らせて頂きましたよ。」という内容が含まれています。当たり前のことですけど、当日参列できなかった身としてはこれをきちんと伝えてもらえば「贈ってよかった」と思いますね。

さほど難しい表現もない例文ですので、参考にしてみてください。

忌明けお礼状の例文

忌明けお礼状の例文

謹啓

亡父 ○○○○(俗名)儀 葬儀に際しましては

御多用のなか御会葬賜りまして 誠にありがとうございます

また、御鄭重な御弔意とご厚志を賜り 誠に有り難く 心より厚く御礼申し上げます

御蔭をもちまして ○○○○(戒名)の四十九日忌法要を滞りなく営み

忌明けを迎えることができました

つきましては供養の印に心ばかりの品をお送りいたしますので

御受納いただければ幸いです

本来であればお伺いして 直接御礼を申し上げるところではございますが

略儀ながら書中にて御挨拶申し上げます

敬白
令和○○年○月○日
○ ○市○○町
喪主 ○○○○
親族一同

四十九日法要を終え、忌明けした後に送るお礼状の例文です。

この例文では香典返しも一緒に送った場合の内容になっています。忌明け返しの場合はこのように四十九日法要を終えた報告と一緒にまとめることになります。

まとめ

まとめ
  • お礼状は渡すタイミングが3パターンある
  • お礼状はハガキやメールより手紙がベスト
  • 手紙は白無地の便箋・封筒で
  • 手書きなら毛筆がベスト!筆ペンでもOK
  • お礼状の手書きは縦書き、句読点なし
  • 難しい言葉や言い回しは例文を参考に!

いかがでしたか?ただでさえ手紙を書く機会が減ってしまった昨今。ましてやお礼状というお堅い手紙を書くのはなかなか苦戦してしまうことでしょう。

しかし、葬儀に参列してくれた人、弔電や供花を贈ってくれた人は、きっとあなたにとってこれからも関わりのある人のはず。

故人のためだけではなく、自分のためとも思ってお礼状の作成にチャレンジしてみてください。この記事がそのチャレンジの助けになれば幸いです。