葬儀についての基礎知識

兵庫県の葬儀についての特徴やマナー、風習、葬儀社について解説

クリス
クリス
  • 地域によって違ってくる風習やマナーの違いはあるの?
  • 関東と関西で葬儀の行い方が違うの?
  • 兵庫県での葬儀があった場合の特徴を教えてほしいな。
  • 兵庫県の葬儀社はどんなところがあるの?

地域独特のマナーや風習、特徴などそれぞれ違いますよね。関東と関西でも違う事が多くあります。その中の兵庫県ではどのような事に気を付けて行けばよいのでしょう。

神様
神様

今回はこの疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 関東と関西では、異なる風習やしきたりがあります
  • 関東では一般的な事でも、関西では行わないこともあります
  • 関西の中で兵庫県は、一番大きな県なので場所ごとに、風流やしきたりマナーが違います
  • まず関西と関東の違いを理解していただき、その後兵庫県の中を地域ごとに分けて説明していきます
  • 葬儀社もたくさんありますので、特によく使われる葬儀社の説明もしていきます

この記事を読むことで関西独特の風習やマナーがわかります。兵庫県独特の葬儀の行い方がわかるため、他の県の違いがわかりますので、関西の葬儀に出向くときには困らないというメリットがあります。

では早速お伝えしていきます。

関西と関東の葬儀の流れで違うところ

葬儀の風習といっても、大まかな区分けの、通夜・葬儀(告別式)・火葬はどの地域でも行いますが、関東と関西では細かな違いがあります。ここでは関西での細かな違いをあげていきます。

葬儀の日程が地域によって異なる
日程について、最近はあまり差が無くなってきたようです。

関東の場合・・・逝去から2~4日後に行う事が多いそうで、これは火葬場の予約の問題だといわれています。

関西の場合・・・なくなった翌日又は翌々日に行うのが一般的です。
(翌々日に行うのは翌日が暦の大安か友引に当たるときに翌々日となります。)

お通夜の通夜ふるまい
お通夜の後、故人をしのびながら思い出を話しながら食事をする「通夜ふるまい」ですが、
関東と関西では違います。

関東の場合・・・親戚、参列者の方々に食事をふるまいますが、通夜ふるまいに来てくれる人数がどれだけ来るかわからない為、大皿で寿司やオードブルなどを用意して、参列者は一口でも箸をつける事が故人への供養となるそうです。

関西の場合・・・関東と同じように寿司やオードブルなどを用意はしますが、
遺族や親戚など身内での食事をします。ご近所の方や友人、その他の知人の方々はお焼香を済ませて、お通夜が終わったらそのまま帰ります。

葬儀の花輪
葬儀会場の前や入口に花輪を並べますが、関西では入口に樒(しきみ)を置きます。

樒(しきみ)というのは常緑樹で独特の香りがあり動物が嫌がって近寄りません。昔は野犬が埋葬場所を掘り起こしてしまう事があり、その地策として樒(しきみ)を一緒に埋葬するのが始まりだとされています。

野犬を悪霊に見立て、追い払う力のある樒(しきみ)あ魔除けや悪霊退散意味も持つようになりました。また、樒(しきみ)の実には毒があって、悪しき実と呼ばれることもあったようで、樒がしきみと呼ばれる由来ともいわれています。

最近では花輪などは祭壇の両脇に一対ずつ置くことが多く、樒(しきみ)も同じように祭壇に飾られることが多くなりました。

香典袋の水引
お悔やみ事を二度とくりかえすことがないようにと「結びきり」を使うのは同じです。

関東の場合・・・香典袋の水引は黒白が一般的です。法事の時には黄白で使う場合があるようです。

関西の場合・・・香典袋は黄色と白色の水引を使うところが多いです。これは紅白の水引と間違えないようにするためです。

「紅白」の水引は皇室への献上専用の水引で、赤の染料で染めながら出来上がりの見た目は濃い松葉色(濃緑色)で「黒白」の水引を見間違えにくくするためといわれています

香典の額の違い
関東では通夜ふるまいがあるためか相場は以下のようになります。

関東 関西
両親 10万円 5万円
兄弟姉妹 5万円 3~5万円
祖父母 3万円 1~3万円
友人・知人 5千~1万円 3千~5千円
上司 5千~1万円 5千円
同僚・部下 5千~1万円 3~5千円
勤務先 5千円 3~5千円

このように通夜ふるまいを受けない地域の香典のほうが金額が少ないようです。ただし、香典は結婚式のようなご祝儀とは違いますので、多く堤すぎると失礼に当たります。

これは弔意には格があるといわれていて、自分よりも個人に近い人の弔意を超えないようにするのが基本的な決まりです。

また、関西では香典の受領を断っているケースが多くなってきています。その場合には素直に香典の受け渡しを控えましょう。その場合も香典返しはありません。

全収骨と部分収骨

関東の場合・・・すべてのお骨を拾うのが基本です。そのため骨壺が大きくなっています。これは火葬後に必ずお骨を持ち帰らなければならない為という事があります。

関西の場合・・・奈良や京都を中心に宗派の総本山が多いことに由来して、亡くなった人を火葬した後、本骨と胴骨を分けて広い、本骨は週はの総本山に収めるという風習が古くにあり、本山納骨といわれ、残りの骨はお墓に収めます。

関西でお骨をすべて拾わないのはその名残といわれています。別の説では明治時代、火葬する場所を納骨する場所を分けるようにお触れが出た際に、関東と関西で対応が違ったからという説もあります。

部分収骨では 足から腰、胸、腕、喉仏、頭、を順に拾い骨壺に収めそのほかは残して帰ります。そのため骨壺は関東よりも小さめです。

兵庫県の葬儀のマナーや特徴

兵庫県は関西でも一番大きな面積があります。それぞれの地域ごとに、どのような葬儀の文化があるのか、見ていきましょう。

神戸市

神戸市では、抹香で焼香するのではなく、個人の胸に樒(しきみ)の葉にお水を付け焼香する「水焼香」を行います。香りの強い樒は香木なので、それについた水は「香水(こうずい)」といわれ、それをお櫃にかければ香りを供える「供香(ぐこう)ができるといわれています。

お櫃にかけずに故人の胸に3度かけるところもあります。また神戸市の中でもごく一部では焼香の際、の際に頭の上に、左鉢の横の盆に小銭を置く「焼香銭」をします。小銭は500円が多く集まったお金はお寺に収めます。

淡路島

淡路島では、海に囲まれているため独特のお葬式ががおこなわれています。35法要を開くことが多いそうなのですが、法要前におにぎりを投げる習わしがあります。

投げ方も「参列している人が全員で後ろ向きになって山のふもとに向かっておにぎりを投げて転がす」というもの。
おにぎりも転がりやすいように丸形にします。

三十五日法要の時に山から団子を転がす「だんご転がし」という風習が変化して「だんご→おにぎり」になったといわれています。

東播磨(明石氏、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)

東播磨は神戸市に隣接しておりほとんど神戸市と同じように葬儀が進行します。
しかし、水焼香はあまり行っていないそうで、遺族が故人と対面するときには濡らした綿棒でお水を口元を濡らすことは行います。

中播磨(姫路市、神河町、市川町、福崎町)

姫路市では、出棺するときは「三度回し」「棺回し」と呼ばれる風習があります。
出棺の際に近親者で棺を担ぎ、3度ぐるぐる棺を回します。

これは、棺を回すことで故人の方向感覚をなくし、家に戻れないようにするためです。
「迷うことなく冥土に赴き、成仏してほしい」という願いが込められています。

北播磨(三木市、西脇市、小野市、加西市、加東市、多可郡)

加東市では髪染め(納髪)という儀式があり、枕経の際に頭の上、左、右と3か所から髪をとり(はさみで切る)半紙に包んだものを出棺後に待ち時間を利用してその間に寺へ出向き、その髪に入った半紙を寺(菩提寺)に収める儀式があります。

この儀式は北播磨だけでなくその周辺の中播磨の山崎町も行います。

但馬(朝来市、養父市、豊岡市、香美町、新温泉町)

芦屋市と同じように「止め焼香」を行います。
止め焼香を行う人は最後に読んでもらうようにします。

朝来市は公営斎場があり市民だった方は市内使用料が適用され、火葬棟を葬祭棟に分かれていて、葬儀と火葬を同じ敷地で行う事ができます。

丹波

丹波地方では住職が枕経をあげるまでは、ご遺体を南向きで安置する風習があります。
枕経までは病人という考えがあり、枕経を終える事で故人となるため、そのタイミングでご遺体を北枕に向きを変えます。

また一部の地域ではお葬式が終わると軒下に白い布をつるすなど独自のしきたりが残っています。

阪神北(伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町)

川西市では、全国でも行われている、故人の茶碗を割る儀式がありますが、茶碗を割るのは女性の仕事とされています。

阪神南(尼崎市、西宮市。芦屋市)

芦屋市では焼香の順に気を付けましょう。「止め焼香」の儀式があります。

止め焼香とは焼香の順番を前もって決めて置き、最後に親戚や恋血縁の人を持ってくることで、焼香の順番に不備があってもご了承いただくことや、家屋の不幸が続かないようにするという事です。

その他

葬儀をお手伝いする組織は全国でもありますが、助け合い組織である「隣保班」と呼ばれる組織がありました。自治会などの地域の人たちが隣保班として遺族をサポートします。
通夜の料理の差し入れや、連絡、受付、会計など手伝っていただけます。

また岡山県よりの地域では「株」と呼ばれていてお手伝いの組織として機能していますが、
最近は家族葬が増えていますので、地方でもその風習は薄れてきているようです。

兵庫県の葬儀社について

兵庫県は各地域の葬儀社は多数あります。最近の傾向である小さなお葬式から社葬まで数多く対応しているところや、家族葬を中心に行う葬儀社、地域の公民館などを借り取り仕切るのを前提として執り行う場合もあり様々です。

神戸市はJA葬祭、小さなお葬式、ファミリー葬、平安祭典、公詢社、クレリ(生協)、ベルコ、など他にも小さな葬儀社がこんなにあるのというぐらいたくさんあります。

神戸市の火葬場はすべて市営なので他県に比べて値段が安いようです。
口コミの良いところが本当に良いかといえば実は違う場合もあり、いくつかの葬儀社の方の対応で聞き決めるのが良いと思います。

実際、「家族葬を中心に行います」という所ですが、とても良くしてくれて、遺族も良いお葬式だったといわれるところが多いです。

また、お坊さんのいないお葬式では、宗教形式にこだわっていない方に向けた新しい葬儀の形で「想送式」を遺族と故人の意向により行う方もいるようです。宗教儀式を行わない為、礼金が発生しない事と公営の斎場が各地にあるため、市民使用料が適用される場合が多いです。

JA葬祭

兵庫県全域に斎場・ホールがあり家族葬を選ぶ方の利用が多く、JA会員でなくても利用可能です。
金額は一番安くコスパを考えるのであればJA葬祭を選ぶ方が多いようです。

ホールには花などは少なく親戚や近親者でお花を送るのであればよいが、お棺にお花をいっぱいにして送り出したいという方には少し寂しい感じがします。

これも金額により選べますが地域ごとによっても金額が変わりますが、他の葬儀社に比べてもお安く葬儀ができますので、家族だけで行う場合であまり豪華にする必要がない時など検討される方が多くいます。

金額についてはまちまち、ですので内容を比較できないのと一般葬になると「ちいさなお葬式」と同じぐらいになるようです。

家族葬セット(洋風)・・・35席で33万円(税込み)~
プラン内容・・・生花アレンジ・枕飾りセット・ドライアイス(1日分)・納棺用品・お棺一式・祭壇用盛物・喪中灯・備品セット(骨壺)・司会1名・写真セット・DVD遺影・ドリンク・受付用具・後飾り祭壇・出棺花束・満中陰に仏花お届け

ちいさなお葬式

本社は大阪ですが、全国展開している葬儀社です。葬儀プランも5プランありどれもお安く設定されています。

JA葬祭と同じような内容になります。お花や祭壇はシンプルで寂しい感じに受け取る方も多いようです。
家族葬では一番お安いのに他の葬儀社と対応などのサービスは変わりなく行われます。

ホールの大きさによって違いが合いますが、貸し切りホールになる事が多いのでコスパはいいのにゆっくりお別れができます。

家族葬(10名程度)・・・39万9千円~
プラン内容・・・輸送車・安置施設使用料(4日分)・ドライアイス(4日分)・枕飾り一式・線香、ろうそく・棺、棺用布団・スタッフ1名・白木位牌・式場使用料(10万まで)親族控室・生花祭壇(2段)・受付セット・焼香セット・司会スタッフ1名・遺影写真・会葬礼状(60枚・2日分)・手続き代行・骨壺、骨箱・自宅飾り一式

ファミリー葬

神戸と大阪で展開している葬儀社で、家族葬中心の葬儀社です。ホールが小さく少ない人数で静かにお見送りをする方には良いと思います。駅から少し歩くところにホールがあるため、土地勘のある方は使いやすいと思います。

金額はこの金額でと最初に設定していれば合わせたセットをおすすめしてくれます。
他の家族葬と同じようにシンプルな葬儀になりますので
豪華な感じを希望する方は他の葬儀社を選ぶのが良いかと思います。

家族葬(5名から30名)・・・49万5千円~
プラン内容・・
・安置使用料(1日分)ドライアイス(1日分)枕机一式・白木位牌・御霊棺・棺用布団・吸水シーツ・仏衣一式・スタッフ1名・祭壇・遺影写真・焼香用具一式・受付一式・司会スタッフ1名・会葬礼状(30枚)・別れ花(一束)・霊柩車・骨壺骨箱・自宅用後飾祭壇

平安祭典

平安会員という互助会方式のサービスが受けられる全国展開している葬儀社です。
一口24万円を満額とし、月々掛け金で完納するというものです。完納しなくても費用をお安く利用することができます。全国に加盟店があるため加入者の家族なら利用可能です。

葬儀場は場所により大きさも多様ですが、駅も近く駐車場も広くとっているところ多いため遠方から会葬される方が多い場合は利用しやすいと思います。冠婚葬祭をメインにしてるだけあって、葬儀に関してはスムーズで細かなところまで配慮できると思います。

しかし、料金は高めで、互助会満額の費用は使えますが基本料金も高く、特に食事は高額な事があり、遺族分の食事に関しては持ち込みができれば持ち込むのも良いと思います。

会場は大中小ホールがあるため選べます。親族が多い方や会葬者が多い場合は気配りができ急な対応もうまく運べるためとても良いのですが、人数が少ない家族葬を行うのであれば、他の葬儀社をおすすめします。

家族葬(5名)・・・53万5200円~
セット内容は・・・祭壇・お棺・位牌・枕飾り・ご本尊茶器・火葬許可手続き代行・貴重類・アメニティ・受付用品・会葬礼状・防犯管理・手水・受付セット・幕・メモリアルボックス・ドライアイス(初回分)輸送車・コーディネーター・精進落とし(5名分)

公詢社

神戸市内に葬儀場が3つあり、終活相談・生前相談も行っており、エンディングノートの作り方や遺言書の作成・生前整理など、人生の最後を自分で整理するという方にはわかりやすく説明されています。

生前整理・遺品整理・特殊清掃なども行っており遺族の方が遠い場合に利用されるかたもいるそうです。

また神戸の海への散骨も提案しており、ご遺体の火葬後の焼骨を細かく粉末状にして神戸港沖に花びらと共に散骨します。
これには、後にトラブルにならないよう関係するご遺族の同意が必要となるだけで法律的にも問題はないそうです。、神戸港海洋散骨料金はで人数にもよりますが、33万ぐらいで提案されています。

家族葬(10名~30名)・・・47万3000円~
セット内容・・・祭壇・会館使用料・お棺・会葬礼状・ドライアイス(10キロ)・受付セット・納棺・納棺備品・骨壺・遺影写真・電飾看板・代行手続き・寝台車・霊柩車

クレリ(コープこうべのお葬式)

クレリ葬・クレリセルフ葬(シンプルプラン・セルフプラン)に分かれ選ぶことができます。

クレリ葬は基本セットプラスその他の諸経費とオプションが選べます。
祭壇の一覧、白木仏式祭壇・花祭壇・自由祭壇・モダン祭壇・創作祭壇の中から金額によってさまざま選べます。

特に家族葬では金額から選ぶコースがありますので、希望金額プラスお花で飾るサービスがついていますので、満足のいく思い出に残る葬儀が贈れます。

クレリセルフは、シンプルプランとセルフプランと二つありますが取り扱いのできないホールもあり大体はクレリ葬を選ぶようです。

兵庫県にはたくさんのクレリホールがありますが、それぞれ口コミでは駅近や駐車場が多いなど立地の問題や金額について差があります。大体は駅から近いとこを選ぶ傾向があるそうです。

クレリ葬・・・40万~
セット内容・・・寝台車・保冷剤・枕飾り・役所手続き・納棺・祭壇・遺影写真・宗教道具一式・スタッフ・司会1名・収骨セット・霊柩車・後飾りセット

ベルコ

互助会が運営してる葬儀社で、入会即日から権利が発生します。

葬儀グループ全国にありますが、本社は兵庫県西宮市で旧阪神互助センターと急互助センターが一緒になった株式会社です。関東では「互助センター友の会」、関西では「セレマ」という名前で営業しています。

互助会に入会していなくても葬儀可能ですが、一般葬は全国平均と同じぐらいですので身内が少なく、家族葬を行いたい方は互助会の積み立てが満期で利用したとしても少し高く感じるでしょう。

家族葬・・・40万~(会員価格のため別途式場使用料と火葬費用がかかります)
セット内容・・・寝台車・霊柩車・ドライアイス(2日分)・役所手続き・枕飾り・お棺・葬具一式・遺影写真・骨壺位牌セット・司会1名・香典返しスタッフ・会葬礼状

まとめ

以上関西のお葬式で一般的だといわれている内容と兵庫独自の内容上げました。
兵庫県の葬儀社は全国でも展開しているところと地元の葬儀社もあり選ぶときの基準は金額であったり、駅近くであったり駐車場が広くとってあったり地方ならではの葬儀場があります。

ポイント
  • 関西のお葬式では入口に樒(しきみ)を飾る。
  • 香典の水引は黄白ある。
  • 通夜ふるまいがない。
  • 火葬後のお骨拾いでは主要部分を取り出し順番に一部分だけ持ち帰る。
  • 兵庫独特のしきたりでは「水焼香」「焼香銭」「髪染め」「団子転がし」「三度回し」「棺回し」「止め焼香」などがあり、その地域ならではの葬儀が、今も行われていることが多い