地域別葬儀社を調べる

【岩手県】オススメの葬儀社をエリア別にご紹介!葬儀費用や風習を解説します

クリス
クリス
  • 岩手県の葬儀社はどこがオススメ?
  • 岩手県の葬儀の相場ってどのくらいだろう?
  • 岩手県の葬儀で、気を付けた方がいい風習はあるのかな?

岩手県は北海道に次ぐ大きさで、日本面積の4%を占めています。南部の富士岩手山を中心に広大な山々が広がり、冬には積雪がある岩手県では、交通機関が発達していなかった時代は同じ県内でも人の往来が容易ではありませんでした。

そういった背景から、岩手県内でも地域によって様々な風習があり、それはお葬式の場合にも当てはまります。

また葬儀社は、古くから岩手県各地で葬儀を執り行っている老舗の会社があれば、新しくできた綺麗な設備の葬儀社など多数あるので、どこの葬儀社がオススメかを知りたいですよね。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 【エリア別】岩手県でオススメの葬儀社は?
  • 葬儀費用の相場はいくら?
  • 岩手県の葬儀の特徴
  • 岩手県の葬儀で参列者が気を付ける事

この記事を読むことで、岩手県内のオススメの葬儀を知ることができます。

また、それぞれの葬儀における風習や、参列する時の注意点を解説しますのでぜひご覧下さい。

【エリア別】岩手県でオススメの葬儀社は?

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画像引用:いわての旅 岩手県観光ポータルサイト

岩手県は大きく分けて、県北部、県中央部、沿岸部、県南部の4エリアに分けることができます。

日本で2番目に面積が広い岩手県は、車で県北部から県南部へ行く場合、高速道路を使用したとしても3時間くらいかかってしまうほど距離が離れています。

交通機関が発達していなかった昔に県北部から県南部に行こうと思ったら、山を越えての移動も含むので、徒歩で何日もかかったことでしょう。

それだけ離れていると、やはり同じ県内でも最寄りの葬儀社は変わってきます

そこで今回は【県北部】【県中央部】【沿岸部】【県南部】の4エリアに加え、【岩手県全域】で葬儀を展開しているオススメの葬儀社と、その口コミをまとめました。

オススメの葬儀社は以下の8社です。岩手県で葬儀社を決める時の参考にどうぞ。

【岩手県全域】

  • いわて生協の葬祭事業「セリオ」
  • サンファミリー

【県北部】

  • セレモニーホール
  • 野場造花仏具店

【県中央部】

  • ふじさわエヴァホール
  • 駒木葬祭

【沿岸部】

  • ハウスセレモニー株式会社

【県南部】

  • セレモールあおやぎ

それでは葬儀社のご紹介をします。

【岩手県全域】オススメ葬儀社

いわて生協の葬祭事業「セリオ」

画像引用:いわて生活協同組合 / セリオトップページ

組合員の声からうまれた、安心・納得の葬儀が挙げられる葬儀社です。

会葬者はもちろん、親族の方も安心して過ごせるよう、充実した設備が魅力の葬祭会館を岩手県内に11件運営しています。控室と通夜室が隣接している設備のため、故人と遺族が近い距離で、自宅同様にゆっくりと過ごせます

また葬祭ディレクター資格の取得や、外部講師による研修などで、豊かな専門知識と確かな技能を持った職員が対応してくれます。葬儀の作法や風習、様々な手続きなどについても気軽に相談ができます。

●葬儀費用

白木祭壇コース(盛岡地域の標準的な内容) 53万3500円(税込)

上記の基本料金に、以下のおもてなし費用を人数に応じて追加できます。

おもてなし費用

  • 会葬礼品
  • 法事料理
  • 法事引物
  • 法事菓子
女性の口コミ
女性の口コミ
通夜に来られた方の中に体の不自由な方がいたが、さりげなくフォローしてくださり、好感をもてた。さらに外観・内装共にとても綺麗な施設は、階段や段差も無く、体の不自由な方もほぼほぼフォローがいらないような設計になっていたので助かった。
男性の口コミ
男性の口コミ
色々な決め事について写真入りの説明があって、分かりやすくてよかった。お寺との連絡はスムーズに進めてもらえたし、急がせれることもなく、適切に確認してくれてよかった。

サンファミリー

画像引用:サンファミリー / 葬儀場を探す

「愛グループ(典礼会館)」は全国2府12県で209ヶ所の葬祭会館を運営しています。この、「愛グループ」に所属し、岩手県で葬儀を執り行っているのがサンファミリーという葬儀社です。『生きる、お葬式』をテーマに、葬祭に関するすべてのサービスで、きめ細やかなサポートをしてくれます。

また、サンファミリーではナイスライフシステムという互助会を運営していて、月々少ない掛け金から冠婚葬祭の費用を積み立てることができます。

業界最大手ということもあり、充実した設備やサービスは大きな魅力です。もしもの時は昼夜問わず連絡でき、迅速に対応してくれるこちらの会社は、岩手県の県北部以外の県中央部、沿岸部、県南部に典礼会館をいくつも運営しています。

●葬儀費用

  • 家族葬プラン 40万円(税抜き)
  • 家族葬・一般葬プラン 65万円(税抜き)
  • 一般葬プラン 90万円(税抜き)
女性の口コミ
女性の口コミ
ほぼ1か月のうちに2回目の葬儀をお願いしました。1か月前に利用した母の時の内容とかなり変更したが、親切に対応していただいた。

【県北部】オススメ葬儀社

ドラマの「あまちゃん」のロケ地として有名な久慈市などがあるのが県北部のエリアです。

  • 二戸市
  • 軽米町
  • 一戸町
  • 九戸村
  • 久慈市
  • 洋野町
  • 野田村
  • 普代村

上記が県北部のエリアの市町村です。この中のおすすめの葬儀社を紹介していきます。

セレモニーホール玉泉院

画像引用:セレモニーホール玉泉院

県北部の大手冠婚葬祭互助会「玉姫グループ」の運営する施設です。自社斎場の「二戸玉泉院」「軽米玉泉院」「九戸玉泉院」「福島玉泉院」「久慈玉泉院」の5つの斎場を運営しています。

テレビCMも展開する大手互助会で、地域に密着していて、県北部のしきたりや風習にも精通しています。モダンで高級感のある自社ホールは使いやすさを追求した施設で利用者からの評価も高いです。

●葬儀費用

  • 18万円プラン(月々2,000円×90回払い)
  • 36万円プラン(月々4,000円×90回払い)

こちらの斎場は互助会が運営しているものなので、上記のような積立のプランが用意されています。

上記のプランは葬儀一式の基本料金で、以下はオプション商品となっています。

  • 粗供養・香典返し等の商品
  • 通夜・葬儀での飲食
  • 施設利用料
  • マイクロバス
  • 生花類
  • 会葬礼状
女性の口コミ
女性の口コミ
常にこちらの気持ちに寄り添った、親切な対応をしてくださいました。
男性の口コミ
男性の口コミ
係の人を指名できたので、以前と同じ人を指名した。前にも利用した時と同じ人に相談できたので安心した

野場造花仏具店

画像引用:㈲野場造花仏具店

経済産業大臣認可「全日本葬祭業協同組合連合会」加盟店です。「創業58余年の経験と実績を活かし、真心をこめてご奉仕致します」という言葉の通り、きめ細やかな対応をして頂けます。自社施設のメモワールノヴァ「川貫館」「長内館」「野田館」を運営しています。

野場造花仏具店は久慈市の施行を担当している葬儀社です。久慈市は同じ市内であっても、町々によって葬送儀礼が違い、その細かな地域のしきたり・習慣にも精通し、柔軟に葬儀をサポートしてくれます。

仏壇、仏具、葬儀一式、霊柩車、バス、花環、生花、盛篭、お膳取次ぎ、引物など、どんなことでも相談できます。

●葬儀費用

  • 家族葬(プラン基本価格)23.87万円(税込)
  • 一般葬(プラン基本価格)33.44万円(税込)
  • 自宅葬(プラン基本価格)23.87万円(税込)〜 33.44万円(税込)
男性の口コミ
男性の口コミ
古くからの地域の葬儀社として知名度も高く、社員も熟練していた。葬儀の対応も迅速で、きめこまやかな対応をいただけた。斎場も広い場所を選んでよかった。

【県中央部】オススメ葬儀社

県庁所在地の盛岡市を含んでいるのが県中央部エリアです。盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばと有名なグルメがあります。

  • 盛岡市
  • 八幡平市
  • 滝沢市
  • 葛巻町
  • 岩手町
  • 雫石町
  • 矢巾町
  • 紫波町

上記が県中央部エリアの市町村です。この中のおすすめの葬儀社を紹介していきます。

ふじさわエヴァホール

画像引用:ふじさわエヴァホール

たとえ予算の限られているご葬儀だとしても、「低予算=それなりの葬儀」にならないよう、悔いのない満足できる葬儀を提案してくれます。葬儀後の仏壇仏具の販売もフォローできる葬儀社です。

盛岡市にある8件の自社ホール「エヴァホール」の特徴は、キッチン、浴室、休憩室が完備されていることです。自宅のように過ごせるよう、食器や座布団、滞在中の食事などをスタッフが手配してくれるので、葬儀中でも安心して休憩をとることができます。

●葬儀費用

公式のホームページでは料金の記載はございませんが、セット内容は以下のようになっています。

画像引用:ふじさわエヴァホール

具体的な料金については、電話あるいはメールでお問い合わせ下さい。

女性の口コミ
女性の口コミ
親切な対応で身内だけではできなかった受付もスタッフを動員して協力いただきました。また朝早くの死去だったのですが、早朝から病院での手続きもスムーズに進められ助かりました。打合せも親身になって対応してくれました。
男性の口コミ
男性の口コミ
遺族の気持ちになって相談に答えてくれたので、安心して依頼することが出来きた。素早い対応に、感謝している。初めてなのに、何度も葬儀をお願いしているような、安心感のある葬儀社だった。

駒木葬祭

画像引用:駒木葬祭

駒木直営の葬祭会館「南大通 浄光の間」と「北山 浄光会館」を運営している葬儀社です。社の方針である「ノーと言わない、駒木葬祭の誓い」は、これまで重ねたきた歴史と、熟練した経験の表わしています

地域に根差す慣習や伝統ある葬祭文化を重んじながら、新しい時代のニーズを取り入れるという経営理念のもと、残される家族や大切な方のため、最後のお別れの場をプロデュースしてくれます。

●葬儀費用

施設内のどのグレードの設備を利用するかによって、基本料金が設定されています。

費用の基本料金は以下3つのグレードに分かれ、金額によって祭壇の華やかさが変わります。

  • 100万円〜
  • 70万円〜
  • 50万円〜
女性の口コミ
女性の口コミ
電話での対応後、葬儀の全てを的確かつ迅速に執り行って頂けました。よく希望も聞いてくれたので、非常に助かりました。また、施設にご遺体をお迎えに来た段階で、火葬場の空き状況を調べて、さらに予約して仮押さえまでして頂けたらことに驚きました。先手の良い対応でした。
男性の口コミ
男性の口コミ
駒木葬祭は担当の対応も良く、会場も明るく気持ちの良いものでした。

【沿岸部】オススメ葬儀社

沿岸は世界三大漁場と呼ばれ、豊富な海産物が有名なエリアです。

  • 宮古市
  • 岩泉町
  • 山田町
  • 田野畑村
  • 釜石市
  • 大槌町
  • 陸前高田市
  • 大船渡市
  • 住田町

上記が沿岸部エリアの市町村です。この中のおすすめの葬儀社を紹介していきます。

ハウスセレモニー株式会社

画像引用:ハウスセレモニー株式会社

釜石市・大槌町の葬儀、家族葬、火葬、ご搬送、自宅葬を行っている地元地域密着の葬儀社です。経験豊富な葬儀ディレクターが複数在籍しているのが魅力です。

震災の影響で盛岡に家を建て引っ越した方々の「菩提寺や親戚知人は大槌だから故郷に連れて帰ってお葬式を行いたい」などといった声にも答えてくれます。例えば、引っ越し先の地域で火葬を行い、葬儀と埋葬は釜石市・大槌町で行うというケースにも対応してくれます。

こちらの葬儀社は家族葬を中心に葬儀を行なっています。

●葬儀費用(会員様価格)

シンプル家族葬 38.50万円〜46.50万円(税込)

スタンダード家族葬 58.50万円〜69.50万円(税込)

ハイグレード家族葬 79.50万円〜98.50万円(税込)

なお上記の金額は会員様価格なので、一般価格はこちらの金額よりも数万円、金額が上がります。

女性の口コミ
女性の口コミ
病院からの引き取り、葬儀場、火葬場、役所の手続き方法までしっかり対応してくれました。わからない事も迅速に動いてくれて、指示された通りに動くだけでスムーズにおさめることが出来ました。簡単明瞭な分かりやすい料金体系で、セット料金も低料金から段階的にこちらの都合に合わせて選べ、追加料金もはっきりしています。必要なものを自分で判断出来るので納得のいく料金でした。

【県南部】オススメ葬儀社

近メジャーで大活躍している大谷翔平選手の母校「花巻東高校」がある花巻市を含んでいるのが県南部エリアです。

  • 花巻市
  • 北上市
  • 遠野市
  • 西和賀町
  • 奥州市
  • 金ケ崎町
  • 一関市
  • 平泉町

上記が県南部エリアの市町村です。この中のおすすめの葬儀社を紹介していきます。

セレモールあおやぎ

画像引用:セレモールあおやぎ

一関市を中心に岩手県南部に7つのセレモール、生花店を運営しています。仏具・仏壇から返礼の贈答品までトータルで手配ができる葬儀社です。

一関市周辺の地域においては自宅・寺院での葬儀が習慣として残りつつあります。そのため、こちらの会社では自宅・寺院の葬儀にも対応してくれます。

ギフトとカタログギフトの品揃えが豊富なシャディの代理店なので、慶弔品はもちろん、葬儀後のご相談である仏壇仏具まで一貫してお願いできる、地域密着の葬儀社です。

●葬儀費用

公式ホームページに葬儀費用の記載はありませんでしたが、

  • 自社設備で行う会館(ホール)葬
  • 地域の風習に合わせた自宅葬・寺院葬
  • 企業や著名人の大規模な葬儀にも対応したホテル葬
  • 身内・親族で行う家族葬

と、幅広い葬儀に対応しているので、電話で問い合わせ、葬儀について相談しながら費用を確認するのがオススメです。

男性の口コミ
男性の口コミ
家族的なあたたかい雰囲気で、何かと忙しい遺族がホッとできるよう、スタッフが声をかけてくれたのがありがたかった。宗派についても詳しくアドバイスしていただけました。

岩手県の葬儀費用の相場はいくら?

やはり葬儀をするときに金額がいくらかかるのか気になりますよね。

ズバリ、岩手県の葬儀の相場は、全国平均よりも高いです

しかもかなり高いので驚きました。

株式会社鎌倉新書が2020年2月に行った 第4回「お葬式に関する全国調査」によると、岩手県は葬儀の費用が全国で2番目に高いというデータが出ています。

岩手県葬儀にはどのくらいの費用がかかるのか、詳しい葬儀費用について確認しながら、高くなる理由を解説します。

岩手県の費用の内訳

株式会社鎌倉新書が2020年2月に行った 第4回「お葬式に関する全国調査」結果から、岩手県の詳しい葬儀の費用を見ていきましょう。

岩手県の葬儀関連費用
葬儀費用 157.08万円
飲食費 55.45万円
返礼品費 49.33万円
お布施 42.08万円
香典の合計 99.83万円
参列者数 73.04人

参考:いい葬儀 / 終活にかかる費用、都道府県別一覧

飲食費やお布施の費用を含まない、葬儀費用のみの金額でも、岩手では平均で157.08万円です。全国の平均費用は約119万円なので、38万円も全国平均より高いという結果になります。

しかし、2020年3月以降、新型コロナウィルス感染症の影響により、家族葬などの人数を絞った小規模な葬儀が増えてきたことから、費用がこれまでの2割〜4割減少しています。

上記のデータはコロナウィルス感染症が流行する前のデータなので現在の費用と差があることをご了承ください。

どうして岩手県の葬儀費用は高い?

葬儀費用が高くなる理由は以下の3点です。

  • 葬儀一式の費用が高い
  • お布施が高い
  • 飲食費が高い

それではそれぞれが高くなる理由について解説していきます。

葬儀一式の費用が高い

葬儀一式の費用が高い県ベスト5
①富山県 169.46万円
②岩手県 157.08万円
③静岡県 152.51万円
④山梨県 152.22万円
⑤高知県 143.98万円

参考:いい葬儀 / 終活にかかる費用、都道府県別一覧

岩手県の葬儀費用が高くなる理由は、葬儀の日数が長いことが原因の一つです。

岩手県ではお通夜を3〜5日行う風習があったり、火葬後に逮夜を行う地域があります。葬儀の日数が増えればその分、会場の使用料や必要なものが増えるので費用が高くなる傾向にあります。

お布施が高い

お布施の多い県ベスト5
①岩手県 42.08万円
②宮城県 39.62万円
③静岡県 38.21万円
④長野県 37.62万円
⑤山梨県 35.08万円

参考:いい葬儀 / 終活にかかる費用、都道府県別一覧

お布施の費用の多さは、なんと全国1位です。これは、お通夜を3〜5日行う地域では、その間お坊さんに毎夜読経をお願いする習わしなので、その分費用が高くなるためと考えられます。

飲食費が高い

飲食費の多い県ベスト5
①山梨県 55.71万円
②岩手県 55.45万円
③福島県 46.05万円
④新潟県 45.15万円
⑤千葉県 43.64万円

 

こちらも通夜の日数の多さが原因だと考えられます。しかし日数が多い分、通夜に招待された参列者は、香典以外にお食事料を包む風習があるのでご安心ください。また、葬儀に参列される人数も多いので、飲食費が高くなるのでしょう。

岩手県の葬儀の特徴と風習

岩手県は各地域でそれぞれの特徴や風習を持ち、儀式の種類は多岐に渡ります。

そのため今回は岩手県の広い地域で行われている特徴や風習の中から、4つをご紹介します。

  • 男性が2人1組で近しい人たちに訃報を知らせて回る
  • 通夜を何日も行う
  • 前火葬が一般的
  • 納棺のとき紙に書いたお金や小銭、五穀をいれる

男性が2人1組で近しい人たちに訃報を知らせて回る

岩手県では、不幸があると男性が2人1組で訃報を知らせて回ります2人1組で回るのは、通夜や葬儀・告別式の日時などの伝達ミスを防ぐ為です。

通夜を何日も行う

  • 命日から葬儀まで3〜5日間ほど空ける
  • 葬儀・告別式までの数日間、毎晩供養し「お通夜」と呼ぶ

全国的に、お通夜は葬儀の前日に、1日だけだったり、夕方から夜にかけての短い時間で終わらせるのが一般的です。

しかし岩手県の場合、昔は山や雪の影響で亡くなってから葬儀に参列できるまでに時間がかかっていました。そのような背景から、岩手県の多くの地域では亡くなってから葬儀までの日数を3〜5日間ほど空けるようになりました。

この習慣に伴い、地域によっては亡くなってから葬儀・告別式までの数日は毎晩供養し、その数日間すべてをお通夜とする場合があります。他にも、参列者が来る限りは夜中までお通夜を行うこともあるようです。

前火葬が一般的

  • 火葬から葬儀まで3〜5日、時間を空ける
  • お通夜後に火葬し、逮夜を行った後に葬儀・告別式を行う

ほかの東北地区と同じく通夜の後に火葬を行う前火葬が一般的です。ただし、通夜と葬儀の間の日にちが空く場合は、下記のツイートにあるように、通夜の前に火葬を行う場合もあります

ほかと大きく違うのは火葬から葬儀まで3~5日、時間を空けることです。

これは、沿岸部では漁師が多く、海に出てから帰ってくるまでの間に亡くなった場合も、すぐには葬儀に参列できないため、葬儀まで日数が必要だったのです。しかし、遺体は日を追う事に腐敗が進んでいくので、陸に残った近親者だけで先に火葬し、船が戻って皆がそろってから葬儀を行うようになりました。

そして、葬儀・告別式までの数日間、毎晩供養し、これを「お逮夜」と呼びます。

この逮夜は、沿岸部の地域に色濃く残っている風習であるため、県内では葬儀・告別式の日の午前中に火葬を済ませ、午後には告別式も終えてしまう地域もあります。

追記 逮夜とは

葬儀・告別式までの数日、毎晩供養を行う「お逮夜」は、近親者のみで行うことがならわしです。一般の参列者は招待者のみとなります。逮夜というのは「次の日におよぶ夜」ということで、故人の冥福を祈り一晩中語り明かすといった意味があるそうです。

納棺のとき紙に書いたお金や小銭、五穀をいれる

  • 納棺時、「100万円」などと書いた紙を頭陀袋に入れ、棺に入れる
  • 頭陀袋には小銭や五穀を入れる場合もある

棺の中にお金を入れる風習は全国的に見られます。三途の川を船で渡る際に船賃として支払うためのお金を「六道銭」と言い、古くから六文のお金を入れる習わしがありました。今では故人の旅支度の杖や脚絆とともに、頭陀袋(ずだぶくろ)の中に一文銭を6枚印刷した紙を代わりに入れます

岩手県の場合、この風習がさらに現代的に進化し、「100万円」と現在の通貨の円で書かれた紙を入れます。船賃としてはかなり高額ですが、故人が冥土で困らないようにと、気前よく「1千万円」「1億円」と書くこともあるそうです。

また、地域によっては頭陀袋にはお金を表す紙を入れる以外に、小銭を入れたり、五穀(米、大豆、蕎麦、稗、粟)を混ぜ合わせて入れることもあります。

岩手県で行われる葬儀の流れ

盛岡市を中心に行われている葬儀の流れをご紹介します。一般的に盛岡市では火葬後に逮夜を挟み、葬儀・告別式という流れになっています。

  1. 臨終後に遺体の搬送・安置
  2. 納棺
  3. お通夜
  4. 火葬
  5. 逮夜 ※行わない場合もある
  6. 葬儀・告別式

上記でも述べましたが、お通夜の前に葬儀を行うケースも存在します。

また、逮夜はやらず、1日の内に火葬後、葬儀・告別式を行う地域もあるため、参列する地域の風習は前もってご確認ください。

一般的な葬儀の流れを知りたい場合は以下の記事も参考になります。

【完全解説】葬儀・告別式の流れ!準備手順やスケジュールは? 急に家族や親族が亡くなり喪主を務めることになったら、故人を思って悲しむ時間もそこそこに、葬儀の準備を始めなければならず不安ですよ...

岩手県の葬儀で参列者が気を付ける事

最後に、岩手県の葬儀に参列する場合に、気を付けることをご紹介します。

独自の風習がある岩手県では、遠くの県から葬儀に伺った参列者なら、驚くことばかりだと思います。

事前に岩手県の葬儀に対する知識があれば、葬儀当日の失敗を防げるので一緒に確認していきましょう。

葬儀に参列した時のマナーと注意点

  • 参列者が先に会場に入り、その後から遺族が入る
  • 故人のお顔を拝見しお別れをしたい場合は火葬前に伺ってもいいか遺族に確認する

葬儀式場に入る時、初めに遺族が入場して、その後に参列者が入るのが一般的ではないでしょうか?

ところが岩手県のお葬式では、式場に入る順番が他県とは異なり、遺族と参列者で逆になることがあります。

まず参列者が先に会場に入り、その後から遺族が入ります。宗教者が最後に入場してから葬儀が始まります。そのため、参列した際は、遺族より先に葬儀会場に入るようにしましょう。

また、通夜の前に火葬を行うのが一般的なので、せっかく通夜に伺ってもすでに遺骨になっていて故人のお顔が拝見できなかったというケースがあります。お別れをしたい場合には事前に火葬のタイミングを確認しておくとよいでしょう。

香典のほかに食事料も包む

自宅での通夜に招待された場合、香典とは別にお食事料を包みます。お食事料とは、通夜振る舞いを頂く場合にお渡しするもので、相場は3000円です。

基本的に遺族と招待された人のみでお通夜を行う習わしなので、一般弔問客への通夜振る舞いは用意さていません。招待を受けていない場合はお焼香が済んだら帰りましょう。

通夜に招待された場合、お食事料を包む

花を注文するならどこがいい?

供花や花輪を注文する場合、葬儀を行う葬儀社や、葬儀する場所の近くにある生花店に依頼して、花を用意してもらう方法があります。

しかし昨今ではコロナウィルス感染症の影響で、故人に近しい人でも感染拡大地域に住んでいる方が岩手に行くと感染の恐れがあることから、参列を控えるケースが増えています。

そういった場合は全国に配送可能な花キューピットで、お供えの花を購入されるのがオススメです。

支払いもネット上で簡単に行えて便利なのでぜひご利用下さい。

まとめ

まとめ
  • 岩手県はそれぞれのエリアに根付いた風習があるので、風習に理解のある葬儀社にお願いするのが良い
  • 葬儀費用が全国平均よりもかなり高い
  • 前火葬が一般的
  • 通夜を3〜5日間行う

岩手県は2 番目に大きな県というだけでなく、2番目に葬儀費用が高い県でもありました。

それだけ日数をかけ、丁寧に送ってもらえたら、故人も喜ぶことでしょう。また、故人に近しい人も時間をかけて葬儀を行うことで、気持ちの整理をつけれることができるのはず。

急いで葬儀をあげるのではなく、亡くなってから3〜5日後に葬儀をする風習もいいなと思いました。