香典返し・法事返し

浄土真宗の香典返しは他の宗派より早く送る!?のし紙の注意点も解説します!

クリス
クリス
  • 浄土真宗の香典返しはいつ送るの?
  • 香典返しに使うのし紙は薄墨をつかうの?
  • 蓮が描かれてるのし紙は使っていいの?

香典返しを送る機会はほとんどありません。それにちょっと調べてみると宗派によって決まりが違うので、全く違うやり方を紹介しているサイトが多くてわかり辛くなっています。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 浄土真宗の香典返しは送るタイミングが違う
  • 香典返しに使う墨について
  • のし紙の選び方で気を付ける点

この記事を読んで浄土真宗における香典返しについてきちんと知ることができます。

浄土真宗の香典返しは送るタイミングが違う

他の宗教では四十九日を明けてから香典返しを送りますが、浄土真宗の場合はもっと早いタイミングで送ります。

どうして浄土真宗だけ違うの?

他の仏教宗派では、四十九日の間をかけて三途の川へたどり着くと考えられています。香典返しは、葬儀参列のお礼と、無事に四十九日が明け、故人が浄土へ渡れましたと挨拶するために送るものです。

ところが、浄土真宗は考え方が違っていて、亡くなってすぐ浄土へ渡るという思想です。そのため初七日法要を終えたら香典返しを送るとされています。

多宗派の葬儀に参列するとき、香典袋には「御霊前」、浄土真宗の葬儀に参列するときは「御仏前」と書きます。

これも故人が既に浄土へ渡れているかという考え方の違いによるものです。

初七日が終わってから一か月以内で送る

上記のように、浄土真宗では四十九日を待たなくても香典返しを送って良いとされています。

ではなぜ初七日を終えてからなのでしょうか?それは葬儀までの時間と遺族が落ち着くまでの時間が関係していると考えられます。

故人が亡くなってから葬儀をするまでの期間が平均で4~5日ほどです。そのあとも家の整理などで遺族はバタバタと忙しくなるでしょう。そうすると初七日法要を終えたあたりから落ち着いてきます。

浄土真宗の場合は成仏までの期間を待つのではなく、遺族が一息ついて落ち着いてきたころに、参列者へお礼の品を送るという習慣なのではないでしょうか。

香典返しに使う墨について

浄土真宗では他の宗派より早く香典返しを送ることが分かりましたね。

では続いて、墨の濃さに決まりはあるのか説明していきます。

薄墨を使うべき?濃い墨でもいいの?

参列するときの香典袋には薄墨を使うと聞いたことがありませんか?そもそもどうして薄墨にしなくてはいけないのでしょうか。それには2つの説があるからです。

香典袋に薄墨を使う2つの説
  • 涙で墨が薄くなった

生前、良くしてくれた人の訃報にたくさん涙を流し、墨を薄くしてしまったという説です。

  • 急いで香典を用意したと伝えるため

人がいつ亡くなるかなんて誰にも予想はつきません。昔の人は墨を一生懸命擦って、ようやく皆さんが知るような濃いものにしていました。時間をかけて用意するはずの濃い墨で香典を書けば、あらかじめ用意していたと考えられてしまうため、薄墨を使うという説です。

では香典返しの場合はどうでしょうか。既に亡くなってから最初の法要を終えるほどの時間が経っています。遺族も落ち着きを取り戻してきているので、香典返しに濃い墨を使っても構いません

もちろんお別れから日が浅いため寂しさが残るという理由で薄墨でも大丈夫です。

どちらの濃さで送るかは、喪主や遺族の気持ち次第になります。

ボールペンは使っちゃダメ?

「志」や家名を書く時はボールペンを使わないようにしましょう。どうしてもダメというわけではありませんが、ボールペンやマジックペンは、墨を用意する時間もないときに使う略式作法とされいます。

挨拶状の場合は、読みやすく丁寧に伝えるという観点から、ボールペンを使っても構いません。

のし紙の選び方で気を付ける点

クリス
クリス
のし紙って言っても、水引の色や結び方も色々あるし、花が描かれているのもあるよ。

どれを使ったらいいのかな?

香典返しにのし紙は使わない

のし紙とは、結婚などの慶事(縁起のいい行事)に使われるものです。弔事(縁起の悪い行事)には水引だけの掛け紙を使います。

【解説】香典返しに「のし」NG!志の意味と弔事の難しい言葉の読み方を解説します! こういった不安になるのは、百貨店などで菓子折りを購入し梱包をお願いすると、従業員の方から「『のし』は付けますか?」と聞かれるので...

水引は、一般的に双銀か黒と白の結びきり(堅結び)もしくはあわじ結び(八の字結び)を使いますが、関西地方から西の方では金と白の水引を使うことがあります。

蓮の描かれた掛け紙は使っていいの?

蓮は仏教を象徴する花なので、浄土真宗に限らず、仏教式であれば大丈夫です。

ただし、キリスト教では白いユリの花、神式では白無地に水引といったように、仏式以外では蓮のイメージがないため使わないように気をつけましょう

まとめ

いかがでしょうか。今回は浄土真宗における香典返しについて紹介しました。それでは記事のおさらいをしていきましょう。

浄土真宗の香典返しはココに注意!
  • 浄土真宗では、亡くなってすぐ浄土へ渡ると考えられている
  • 香典返しは初七日法要から一か月以内が目安
  • 香典返しの表書きは薄墨でも濃い墨でも良い
  • ボールペンは挨拶状になら使ってよいが、表書きには使わない
  • 弔事に使うのはのし紙ではなく掛け紙
  • 水引の色は白黒か双銀、結びきりかあわじ結びにする
  • 仏式なので蓮の花が描かれている掛け紙でも良い

宗派だけでなく、京都では薄墨を使わないなど、地域によっても違いがあります。身近では当たり前だったことが、全然当たり前ではないこともあるでしょう。あなたの振る舞いが失礼だと思われないよう、気を付けたいですね。