遺産相続

【添削依頼】形見分けはいつまでに行う?トラブルにならないための注意点とは?

クリス
クリス
  • 形見分けはいつまでに行えばいいのかな?
  • 形見分けでトラブルになったらどうしよう…
  • 形見分けで何を贈ったらいいのだろう?

こういう不安になるのにも理由があります。なぜなら葬儀や法事は、葬儀会社やお寺に依頼すれば良いのに対して、形見分けは遺族が自主的に行わないとできないからです。自分たちで形見分けをするため、「いつ、だれに、何を」渡すのか決めなければなりません。

初めて形見分けをする場合、どうしたらいいのか分からないと思います。

また、形見分けは渡す相手がいるので相手の反応も気になりますよね。「相手と揉めてトラブルが発生したらどうしよう」と考えていると不安が大きくなってしまいます。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 形見分けはいつまでに行う?
  • 形見分けでトラブルにならないための注意点とは?
  • 形見分けとは?
  • 形見分けのマナー
  • どんなものが形見になるの?

この記事を読むことで形見分けはいつまでに行えば良いのか分かります。また、形見分けでトラブルにならないように事前に注意できるというメリットがあります。では早速お伝えしていきます。

形見分けはいつまでに行う?

形見分けはいつまでに行うか、明確には決まっていません

一般的には、形見分けを行う時期は忌明け後になります。また、宗教によって忌明けの日付は異なります。

宗教 忌明けの日付 宗教の儀式
仏教 49日 四十九日の法要
神道 30日、40日 三十日祭、五十日祭
キリスト教 30日ごろ ミサ

キリスト教には形見分けの習わしがありません。そのため、具体的な時期は決まっていませんが、一般的には亡くなられてから1ヶ月が目安になります。

法要の際は親族が集まりますので、形見を直接渡しやすい機会だと思います。また、法要で集まった時に故人の思い出を語りあうこともありますから、相手も形見を受け取りやすいのではないでしょうか。

形見分けでトラブルにならないための注意点とは?

形見分けでトラブルにならないための注意点は、以下の5点あります。

  1. 高価なものは形見として贈らないようにする
  2. 遺産分割を終わらせた後に、形見分けをする
  3. 壊れたもの、汚れたものは形見として贈らない
  4. 生前に形見はだれに何を渡すのか聞いておく
  5. 嫌がる相手に形見は贈らない

高価なものは形見として贈らないようにする

形見分けでは、高価なものは贈らないようにします。

贈与税の基礎控除額は110万円となっています。形見に高い価値がある場合、他に受け継いだ財産との合計が110万円を超えると贈与税がかかってしまいます。形見はものなので、いくらなのかすぐには分からないですよね。

もし、贈ったものの価値が110万円を超えた場合、形見を受け取った側が税金を払う必要があります。

形見を受け取った後で、税金を払う羽目になったら嫌ですよね。

このようなトラブルを避けるためにも、高価なものは贈らないようにしましょう。

「形見分けは高価なものを渡すと税金がかかるかも」と友人と話していたところ、「そんな高いもの持ってないわ」と笑われました。高価なものがあるかどうかを生前に直接本人に聞いておくと安心だと思います。

遺産分割を終わらせた後に、形見分けをする

形見分けをするのは、遺産分割が終わってからにしましょう。

遺産分割とは

遺産相続の前に、だれがどのくらい遺産を受け取るのか決めること。

遺産相続とは

故人の遺産(財産や権利)を引き継ぐこと。

価値が高いものは、贈与税がかかる可能性がありますので、あらかじめだれが引き継ぐのか決めておきましょう。

故人の友人から「形見をもらいたい」と言われるかもしれませんが、トラブルを防ぐためにも遺産分割が終わるまで待ってもらいましょう。

形見分けと相続との違いを知りたい方は、こちらをご覧ください。

【解説】形見分けと相続との違いとは?相続放棄するとどうなる? 葬儀が終わり、四十九日の法要も終わり一段落したら、今度は形見分けがありますよね。 形見分けは故人が身につけていたものを、親...

壊れたもの、汚れたものは形見として贈らない

形見分けでは、壊れたもの、汚れたものは贈らないようにします。修理してから贈りましょう。

形見と対応の例を表にまとめました。

形見 対応
衣服 クリーニングに出す。
時計 電池切れの場合、電池を入れる。動かない場合は、修理に出す。
万年筆 きれいに拭く。書ける状態にメンテナンスする。

このように、修理をして相手がすぐに使える状態にします。

また、着古した服や履き込まれた靴はやめましょう。相手が形見を気持ちよく受け取れるかを考えると良いと思います。

生前に形見はだれに何を渡すのか聞いておく

形見分けの際、「だれに何を渡すのか」で悩まれるのではないでしょうか。そんな時は、故人の希望を聞いておくとスムーズに分けられます。

「生きているうちに亡くなった時の形見について話すのは不謹慎ではないか」と思われる方もみえると思います。しかし、指輪やバッグといった日常で使えるものは形見として受け取りたい方が多いです。

形見の数が少ないとだれが受け取るかでトラブルが発生する可能性もあります。そのため、事前に聞いておくと安心ですね。

私の友人の話では祖母に宝石のついたブローチがあるので亡くなったらあげると言われたそうです。ですが、1年くらいたった後、友人の祖母が「やっぱり売ろうかな」と言っていたそうです。口約束はあいまいになりますので、トラブルにならないよう気をつけましょう。

なかには、こんな声もありました。

自分で持ち物をどうしたいのか記録に残しておくと、遺族もどうしたらいいのか分かるので素晴らしい考えだと思います。

嫌がる相手に形見は贈らない

形見分けを受け取る側が「形見はほしくない」と言った場合、無理に渡すことはやめましょう

なぜなら、形見分けは必ずしなければならないものではないからです。形見をみて故人を思い出せますが、なかには思い出すのが辛い方もみえます。

渡したほうが良いのか悩まれる場合は、相手に「形見をもらいたい」と言われてから渡しても問題ありません。

形見分けとは?

形見分けとは、故人が使っていたもの集めていたもの故人と親しくしていた友人や親族に渡すことです。形見をみて、故人を思い出します。

こちらの方のように使わなくても、形見を見て故人を思い出せるので素敵だなと思います。

形見分けは必ず行わなければならないものではありません。なぜなら、法律で定められてはいないからです。

また、地域によって形見分けの方法は異なります。

形見分けのマナー

形見分けのマナーは、以下のようになります。

  • 形見は梱包しないで、半紙に包んで贈る
  • 目上の方には贈らないようにする

形見は梱包しないで、半紙に包んで贈る

形見は梱包せず、半紙に包んで渡します。きれいにラッピングしたいと思うかもしれませんが、プレゼントではありませんので我慢しましょう。

形見を相手に渡す際には、宗教によって以下のように書きます。

宗教 書く言葉
仏式 遺品
神式 偲ぶ草

なるべく形見は手渡しで渡すのがマナーです。

だたし、忙しくて会えない方や、遠くに住んでみえる方には郵送で贈っても問題ありません。郵送時は形見分けのものと相手が分かるように記載しておきましょう。

目上の人には贈らないようにする

形見分けは、目上の人には贈らないようにします。

目上の人から目下の人に贈るのがマナーです。例えば、母親のものを子が受け取ります。

そのため、目上の人に贈ってしまうと失礼にあたります。しかし、目上の人から形見を分けてほしいと言われた際は、問題ありません

相手と故人の立場を考えてから、形見を贈るようにしましょう。

どんなものが形見になるの?

基本的には、故人が使っていたものや集めていたものであれば何でも形見になります。ただし、高価なものは遺産分割をする際に時に分けておきましょう。

こちらの方は、ブローチとデジカメ、バックを形見として受け取ったそうです。日常で使えるものはありがたいですよね。

形見の例は以下のようになります。参考にしてくださいね。

  • 時計、文房具
  • 衣服、靴、バッグ
  • コレクション
  • 指輪、ネックレス

時計、文房具

時計、文房具は使いやすいので形見分けとして贈られることが多いです。例えば、万年筆を使うたびに亡くなられた方を思い出せますね。

衣服、靴、バッグ

男性の場合、ネクタイは仕事に使えますので形見分けとして贈られることが多いです。

私の友人の話ですが、形見分けとしてバッグをいただいたそうです。バッグは普段使えるので良いと思います。

衣服の場合は、新品かきれいな状態のものを贈りましょう。

コレクション

絵画切手などを収集していた場合、形見として贈れます。

ただし、高価な絵画は贈与税が発生しますので、注意しましょう。

故人が持っていたから、好きな本を選んでもらえますね。

ただし、古い本はやめておきましょう。

指輪、ネックレス

指輪ネックレスは持ち運びも楽です。日常でも使えるので喜ばれる方も多いです。

古い型やサイズ違いもありますので、リメイクして贈るのもいいですね。ただし、高価な場合は贈与税が発生しますので、注意しましょう。

まとめ

まとめ
  • 形見分けはいつまでに行うか、明確には決まっていない。一般的には、形見分けは忌明け後に行う。
  • トラブルにならないために、高価なものは贈らないようにする。また、壊れたものや汚れたものは贈らず、クリーニングやメンテナンスをしてから贈る。
  • 故人が使っていたものや集めていたものが形見になる。具体的には、時計、文房具、衣服、靴、バッグ。

いかがでしたか。

今回は、形見分けはいつまでに行うのかと、トラブルにならないための注意点をお伝えしました。

私は、形見分けでトラブルになるのは嫌だなと思いました。そのため、何をだれに贈るのか事前に聞いておいて、準備しておきたいと思います。

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