香典返し・法事返し

【徹底解説】香典返しにお礼はいらない!?満中陰志には正しい使い方がある!?

クリス
クリス
  • 香典返しをもらったんだけど、どうやってお礼したらいいのかな?
  • 満中陰志って何?
  • 満中陰志と志って違いがあるの?

香典返しを受け取る機会はほとんどありません。その中でも、香典返しの紙に「志」と書かれている場合と「満中陰志」と書かれる場合があります。

言葉が違うだけで意味は同じだと思っていると、あなたが香典返しを送る側になった時に間違った使い方をしてしまうかもしれません。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 香典返しをもらってもお礼は不要
  • 満中陰志の意味
  • 自分が香典返しを送る時に気を付けること

この記事を読んで香典返しの正しい知識を身につけましょう。

それでは解説していきます。

香典返しをもらってもお礼は不要

何かもらったらお礼をする。多くの人が親から言われて育ってきたものだと思います。

その一環として、香典返しを受け取ったことについてついお礼をしたくなるかもしれませんが、実はお礼をしなくてもいいんです。

香典返しそのものがお礼の意味を持っている

なぜ香典返しというものがあるのでしょうか?それは、亡くなった方を弔う気持ちや遺族の方を支える意思を示したことに対するお礼をしているのです。

クリス
クリス
でも、遺族を支えようなんて考えたことないよ?

そこまで深く考えていなかったという人もいます。それでも、葬儀に参列する・香典を包む・弔電や弔花を送るといった行動は、相手を思いやる気持ちがなければできないことです。

葬儀を執り行うのも決して安くありません。規模によっては数十万~百万円近くの金額が必要なこともあります。一度にこれほどたくさんのお金を捻出するのも難しく、負担が大きいので、ほとんどの葬儀では頂いた香典から費用を出します。

香典を用意すること自体が遺族の支えになりますし、香典返しは、亡くなった方を想ってくれたことと、遺族の負担を軽減してくれたことに対するお礼です。なので、さらにお礼を重ねる必要がありません。

どうしてもお礼がしたいときはこうしよう!

クリス
クリス
香典返し自体がお礼だから、もらった人がお礼をする必要がないのは分かったよ。

でも、やっぱり何もしないのはモヤモヤしちゃうな

もちろんこんな悩みを抱える人もいます。お礼をしてはいけないではなくする必要がないので、マナー違反にはなりません。

ただし、ちょっとした注意があります。それは、ありがとうと言わないことです。

神様
神様
弔事(お葬式など悲しい行事)に関連して扱っているものは喜びを表現してはいけないのじゃ

身近な人が亡くなったのに、ありがとうと言ってしまうと、その人がいなくなってしまったことを喜んでいると捉えられてしまいます。

「恐れ入ります」や「恐縮です」と、硬いですが遠回しな言い方にしましょう。

満中陰志の意味

香典返しを受け取ると、「志」か「満中陰志」のどちらかが掛け紙に書かれています。

では、この二つの言葉は何が違うのでしょうか。

満中陰志は限定的な言葉

満中陰志は「満」「中陰」「志」という3つの言葉に分けられます。この言葉は忌明けの香典返しの時のみ使用できますが、その後の回忌による法事で渡す香典返しには使えません。

これからそれぞれの言葉について解説していきます。

満中陰志の「満」

満は、言葉の意味の通り何かを満たしているということです。プロフィールなどに満○○歳という文字を見かけたことはありませんか?満中陰志の満も同じ意味で使われます。

満中陰志の「中陰」

中陰とは、四十九日を過ぎること。仏教では、亡くなった人の魂は49日間かけて三途の川を渡り、あの世へ行くと考えられています。

満中陰志の「志」

志には、「感謝の気持ちを込めて」や「心ばかりの」といった意味があります。先に述べたように、ありがとうと直接言ったりすることは良くないので、志という言葉に意味を込めていると考えられます。

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全て合わせると?

満中陰志のそれぞれの言葉の意味は上記の通りなので、一つにまとめてみましょう。

すると、「〇〇が亡くなってから四十九日が過ぎました。生前良くしていただいたことや供養をしていただいた感謝の気持ちとして、心ばかりのものですがこちらの品をお受け取りください」という意味になります。

満中陰志が回忌の時に使えないのは、誕生日を過ぎると満○○歳の数字が変わるのと同じです。四十九日明け以外で、香典返しを送る際の掛け紙に満中陰志を使わないよう、気をつけましょう。

自分が香典返しを送る時に気を付けること

クリス
クリス
満中陰志については分かったけど、いざ自分が送る側になった時に気を付けることはあるかな?

のしと掛け紙を間違えないようにしよう

のしと掛け紙は用途が違うので注意が必要です。のしは祝い事(慶事)に使い、掛け紙は悲しい行事(弔事)に使います。

間違えてのし付きで送ってしまうと、人が亡くなったことを喜んでいるというとても不謹慎な意味になってしまうので気をつけましょう。

また、掛け紙の中には仏教を象徴する蓮の花が描かれているものもありますが、喪家が仏教以外の宗教の場合は絵のないシンプルな掛け紙で送ります。

送ってはいけない品に注意しよう

香典返しの品を選ぶのにいくつか決まりがあります。最も知られているのは消耗品を送ることです。

昨今は香典返しに特化した品を取り揃えた店もあるので、そこから選べば間違ってふさわしくないものを選ぶ心配がありません。しかし、一般のギフトコーナーで選ぶ場合は気をつけましょう。

  • お茶・タオルなどの消耗品
  • カタログギフト
  • 白いもの又は寒色系のもの
  • 肉や魚など消耗品でも殺生が関わるもの
  • 現金
  • 昆布や酒など縁起が良いとされるもの
  • 置物のような消えないもの

まとめ

いかがでしょうか。今回は満中陰志という言葉の意味と使い時、品物に関するマナーを紹介しました。

それでは記事のおさらいをしましょう。

おさらい
  • 香典返し自体がお礼の品なので、さらにお礼はしない
  • どうしてもお礼が言いたいときは口頭で
  • 「満中陰志」の意味は、満四十九日を過ごした報告と供養の感謝
  • 回忌や当日返しには「志」を使う
  • のしは慶事、掛け紙は弔事
  • 送る品物は縁起物ではない消耗品かカタログギフト

香典返しは、供養してくれた方に感謝の気持ちを伝えるために用意するものです。細かいルールやマナーでも、きちんと守って丁寧な対応をしましょう。