葬儀についての基礎知識

親族への香典返しの相場はどのくらい?親族への香典返しについて徹底解説します!

クリス
クリス
  • 親族への香典返しの相場はどのくらいなの?
  • 親族への香典返しは何を用意すればいいの?
  • 親族への香典返しはいつすればいいの?

「香典返し」とはいただいた香典への感謝の気持ちと忌明けを迎えることができた報告を品物と挨拶状で伝えることです。

一般的には香典をいただたら親族にも香典返しは必要です。親族でも喪主の配偶者と喪主と一緒に暮らしている子供は香典を用意しないので香典返しは不要です。

親族への香典返しは一般の参列者への香典返しとはいくつか違うケースがあります。

親族には今後もお世話になることが多いので、相手に不快な思いをさせないように親族への香典返しのマナーを知っておきましょう。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 親族への香典の相場
  • 親族への香典返しの選び方
  • 親族への香典返しを渡す時期

この記事を読むことで親族への香典返しの相場と香典返しの選び方、香典返しを渡す時期を知ることができます。では早速お伝えしていきます。

親族への香典返しの相場

親族への香典返しの相場はいただいた香典の半分から三分の一とされています。一般の参列者への香典返しの相場と同じです。しかし、親族だと特殊なケースがいくつかあるので詳しくお伝えします。

親族への香典返しの相場は地域や親族の考え方により違う場合がある

親族への香典返しの相場は地域によって違う場合があります。昔、関東ではいただいた香典の半分、関西では三分の一とされていました。近年ではいただいた香典の半分つまり半返しが無難とされています。

高すぎる香典返しは相手に気を使わせてしまう場合がありますし、香典返しが安すぎても非常識だと不快に感じる方もいます。地域によっては香典返しの上限が決まっているところもあります。

地域だけではなく親族の考え方によっても香典返しの相場が変わるケースがあります。親族によっては香典返しは送らない、金額は半返しなどルールを決めている場合があります。あとでトラブルにならないように事前に親族に確認しましょう。

香典返しを郵送で送る場合は品物だけで半返しにするか、送料込みで半返しにするのか悩む方もいるのではないでしょうか。この場合は迷ったら香典返しの品物の半返しで考えるのが無難です。

葬儀社に香典返しの相場を聞くのも一つの方法ですが、親族により考え方が異なるので迷ったら法要事に詳しい親族に確認するのが安心です。

親族から高額な香典返しをもらった場合

親族からは残された遺族に気遣って相場よりも高額な香典をいただく場合があります。高額な香典をいただいた場合の香典返しはいただいた香典の半分ではなく、三分の一から四分の一でも良いとされています。

まずは一般的な親族の香典の相場を知っておきましょう。

両親 50,000~100,000円
祖父母 30,000~50,000円
兄弟 30,000~50,000円
叔父叔母 10,000~30,000円
その他の親戚 3,000~30,000円

こちらの香典の相場はあくまでも目安です。故人との関係や普段の付き合い、年齢によっても金額が変わります。

一般的にはいただいた香典が3万円までは半返し、3万円以上であれば三分の一から四分の一が目安とされています。ですがこれもあくまでも目安ですから、相手との関係性を考えた上で決めるのが良いでしょう。

高額な香典をいただいたのに三分の一ぐらいの香典返しの品物を送るのはなんだか申し訳ないと感じるのであれば、お歳暮やお中元としてなにか品物を送るのもひとつの方法です。

親族が香典返しを辞退した場合

親族が香典返しを辞退された場合は、香典返しをする必要はありません。残された遺族の負担などを考え、香典返しを辞退されているの場合が多いのでありがたく気持ちを受け取りましょう。

もし、高額な香典をいただいたたのになにもお礼をしないことが気になる場合は、お中元やお歳暮として品物を送るのもひとつの方法です。

香典返しの品物を送る必要はありませんが、香典への感謝の気持ちと無事に忌明けを迎えることができたという報告をする挨拶状は送りましょう。

香典を辞退したのに親族から香典をもらった場合

最近では身内で気兼ねなく故人を見送りたい、家族葬なので香典がなくても葬儀代をまかなえるなどの理由から事前に香典を辞退するケースが増えてきています。

しかし事前に香典の辞退を伝えていても香典をいただく場合があります。直接、香典を手渡しされると「お気持ちだけ頂戴します」などとお断りできますが、自宅に送られてくる場合などもあります。このような場合、香典は送り返したりなどはせずに受け取りましょう。

香典返しを辞退したのに香典をいただいた場合は香典返しをしなくても良いとされています。渡す側も香典を辞退していることを知っていて香典を渡しているので、香典返しをしなくてもマナー違反にはなりません。

しかし香典を受け取ったのに何もしないのが気になるのであれば、香典返しの品物と挨拶状を送っても大丈夫です。この場合の香典返しの相場もいただいた香典の半分から三分の一が相場とされています。

香典とは別に供花やお供え物をもらった場合

親族からは香典とは別に供花やお供え物をいただくことがあります。香典以外の物をいただいたからといって香典返しに上乗せする必要はありません。

供花やお供え物をいただいた場合、特に何かしなければいけないというマナーはありません。もし感謝の気持ちを込めてなにかお礼の品物を送る場合は、いただいた金額の半分から三分の一が相場とされています。

供花は葬儀社に確認すれば大体の金額がわかります。自宅に届いたときは大体の金額で考えましょう。

なにかお礼の品物を送る場合は、香典返しと一緒にひとつにまとめても大丈夫とされています。

お礼の品物は送らなくてもマナー違反にはなりませんが、品物を送らない場合は感謝の気持ちを込めたお礼状は必ず送りましょう。

親族への香典返しの選び方

親族への香典返しの品物と挨拶状の選び方についてご説明します。

親族への香典返しの品物の選び方

香典返しの品物は形に残らないものが良いとされています。理由としては「不祝儀を残さない」という意味があると言われています。

香典返しの品物にはお茶やコーヒーなどの飲み物や海苔など日持ちする食べ物が一般的です。食べ物の場合は小分けになってるものが使い勝手が良いのでおすすめです。他にも石鹸や洗剤などの消耗品も人気です。

形に残らないものでも昆布、鰹節などおめでたいとされるものや肉、魚、お酒などは香典返しには相応しくないので避けましょう。

形式にあまりこだわらない家族葬であれば、故人との思い出を偲ぶような品物を贈るのも一つの方法です。

近年では香典返しの品物には、相手に好きなものを選んでもらえるカタログギフト人気です。

先ほどお伝えしたように香典返しの品物は形に残らないものが良いとされているので、葬儀が重なると似たような品物が増えてしまいます。普段会う機会がなく、何を送ればいいか迷う場合も相手が自分で好きなものを選べます。

このような理由からカタログギフトが人気です。

親族からは高額な香典をいただく場合も多く、そうすると香典返しの品物も高額になるのでこのような場合もカタログギフトがおすすめです。カタログギフトだけを送ることに抵抗がある場合は、カタログギフトとお菓子などを一緒に送るのもひとつの方法です。

香典返しの品物として商品券を送るケースもあります。商品券を送ってもマナー違反にはなりませんが、中には金額がはっきりとわかってしまう、商品券は現金と同じものと考える人もいるので相手によっては不快と感じる方もいます。

特に目上の人に現金を贈るのは良くないとされています。目上の方には香典返しの品物として商品券を送るのは避け、カタログギフトや他の品物を選びましょう。

神様
神様
相手別に香典返しの品物を選びたいけれど、何にすれば悩んでしまう場合は百貨店などで店員さんのアドバイスを元に決めるのもひとつの方法じゃよ
【2021年最新】香典返しにおすすめのギフト専門サイトランキング 「香典返しの品物を選ばなくてはいけない!」 さて、みなさんはどうやって選ぶでしょうか?選択肢が多いこの時代、情報収集だけで...

親族への香典返しの挨拶状(お礼状)の書き方

香典返しには品物だけではなく、いただいた香典への感謝の気持ちと無事に忌明けを迎えることができたという報告をする挨拶状(お礼状)を添えるのが一般的です。

挨拶状には感謝の気持ちと忌明けの報告以外に、香典返しの品物を送ったことや直接、お礼をすべきですが手紙で済ますことへのお詫びの言葉なども書きます。

挨拶状の形式としては奉書やカードタイプのものが多いです。奉書は最も格式の高いものとされています。ですから親族から高額な香典をいただいた場合は奉書の挨拶状がおすすめです。

今は便利な時代で香典返しの品物を購入すると挨拶状を付けてくれるサービスのあるお店もあります。挨拶状を注文するときは、宗教によって挨拶状の書き方が異なりますので気をつけましょう。

印刷されたものだと寂しいと感じる場合は手書きで書くのもおすすめです。親族への香典返しの挨拶状は形式の挨拶の他に故人との思い出や好きだったものを書くと故人を偲ぶきっかけにもなります。

香典返しに添えるお礼状は心を込めて手書きにしてみませんか?用紙は便箋でもOK? 香典返しにはお礼状を添えるのがマナーです。忌明けの報告と、会葬や香典・供物などをいただいたことへの感謝の気持ちを伝えます...

香典返しを直接手渡しをする場合は挨拶状はなくても良いという考えもありますが、人によって考え方が違うので挨拶状を添えるのが無難です。

親族への香典返しを渡すタイミング

親族への香典返しの品物と挨拶状を渡すタイミングについてお伝えします。

お通夜や葬儀の当日に渡す

香典返しとは本来は忌明け後に渡すものですが、最近は葬儀の当日に香典返しを渡す「当日返し」が増えてきています。

当日返しの場合は事前にだいたい2,000~3,000円を香典返しの品物を用意します。ですか2,000~3,000円の品物だといただいた香典によっては半返しにならない場合もあります。このような場合は忌明け後に改めて香典返しの品物と挨拶状を送ります。

事前に相手に合わせて香典の品物を用意もできますが、人によっては渡すものが違うと不快に感じる方もいます。この場合は品物の大きさや包みを同じものにするなどの配慮をしましょう。

忌明け後に渡す

香典返しはいただいた香典への感謝の気持ちと無事に忌明けを迎えることができた報告をするものですから忌明け後に渡すのが一般的です。

忌明けは宗教によって異なります。

仏教 四十九日
神式 五十日祭
カトリック 三十日目の追憶ミサ
プロテスタント 一か月後の昇天記念日

高額な香典をいただいた場合は、当日に香典返しを渡していても忌明け後にに改めて香典返しの品物と挨拶状を送りましょう。

最近は香典返しの品物と挨拶状は郵送で送るのが一般的ですが、本来は直接手渡しをするのが昔からのマナーです。ですから香典返しは可能であれば手渡ししましょう。

香典返しを送るときは、のし(掛け紙にも)気をつけましょう。のし(掛け紙)の種類は宗派や地域により異なります。以前書いた記事で詳しく説明しています。

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まとめ

いかがでしたか。親族への香典返しの相場は一般の参列者と同じように半分から三分の一とされています。ですが香典返しの相場は、地域や親族の考え方によって変わるので迷ったら親族の詳しい人に聞くのがおすすめです。

要約リスト
  • 親族への香典返しの相場は半分から三分の一、無難なのは半分
  • 香典返しの相場は地域や親族の考え方によって異なる場合がある
  • 親族が香典返しを辞退した場合は香典返しは送らなくて良い
  • 香典を
  • 供花やお供え物をいただいた場合はお礼の品物は送らなくて良いがお礼状などで感謝の気持ちを伝える
  • 香典返しの品物は形に残らないものが良い
  • 香典返しには品物だけではなく挨拶状(お礼状)を添える
  • 香典返しは葬儀の当日もしくは忌明け後に渡す

故人を偲んで香典を用意してくれた親族にマナーを守り、感謝の気持ちを香典返しとして伝えましょう。