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【例文あり】葬儀での喪主挨拶はどんなふうにしたらいい?流れや注意点も紹介

クリス
クリス
  • 喪主挨拶ってどんなことを言えばいいの?
  • どのくらいの時間で挨拶すればいいの?
  • 喪主にどんな言葉を掛けていいか分からないよ・・・

このような疑問や不安をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?

葬儀の際に喪主挨拶というものはありますが、挨拶をする喪主は大変です。大切な家族を亡くしたばかりで悲しみの底にいるのに、落ち着いて大勢の前で挨拶をしなければならないというのはとても心苦しいものです。

また、喪主への挨拶をするのもなかなかに大変なところでしょう。

挨拶をする相手は、大切な家族をつい数日前に失ったばかりの人です。喪主に自分は一体どんな言葉を掛けたらいいのか、そもそも何の言葉も受け付けないのではないか、と不安になってしまいますよね。

神様
神様

一緒に考えていくぞい。

本記事の内容
  • 喪主から参列者のみなさんへの挨拶の流れや注意点
  • 参列者から喪主・ご遺族への挨拶の流れや注意点

この記事を読むことで

  • 喪主からの挨拶の流れや注意点がわかる
  • 喪主への挨拶の流れや注意点がわかる

というメリットがあります。これで、少しではありますが落ち着いてご挨拶ができるかと思います。

では早速お伝えしていきます。

喪主から参列者への挨拶

この項目では、

  • 喪主が挨拶するタイミング
  • 挨拶の流れ
  • 挨拶の際の注意点

について解説していきます。

喪主挨拶のタイミングと流れ

喪主からの挨拶をする場面は基本的に3つあります。

  1. お通夜
  2. 告別式
  3. 精進落とし(食事)の時

①、②は参列者に向けて、③は親族に向けての挨拶となります。

お通夜での喪主挨拶

挨拶の内容
  1. (はじめに)参列してくださったことへの感謝の気持ち
  2. 生前の故人に対してたくさん良くして頂いたことへのお礼
  3. 今後の予定を案内
  4. 通夜振る舞いがある場合は食事へのご案内

お通夜での喪主挨拶は、このような流れになっています。この流れに沿って、実際に例文を見てみましょう。

焼香が終わり、僧侶さんがお経を読み終えたタイミングで、参列者のみなさんに簡単に挨拶をします。

例文

※故人が父親、喪主が長男(息子)とします

本日はご多用のところ、父の通夜式に足を運んでくださいまして誠にありがとうございます。

また、父の生前は皆様方にたいへんお世話になりました。本日ここにいらしていただけたことを、父も大変喜んでいることと思います。

なお、明日■■時より、◇◇祭場にて葬儀(地域によっては納棺)を執り行います。ご都合がよろしければ、ぜひご参列の程よろしくお願いいたします。

(通夜振る舞いがある場合は)あちらのお部屋にささやかなお食事を用意いたしましたので、よろしければ思い出を偲びながらお召し上がりください。

(通夜振る舞いを行わない場合は)本来であればここでお食事を用意し、故人を偲びながら生前の思い出を語らうときをお過ごしいただくところですが、誠に勝手ながら都合により用意できておりません。申し訳ございません。どうぞお気をつけてお帰りください。

神様
神様
ちなみに通夜振る舞いの際は、はじめと終わりのタイミングでも簡単な挨拶をするぞ。

はじめには

  • 式をできたことへのお礼
  • 故人の最期の様子
  • 通夜振る舞いのご案内

 

終わりには

  • 通夜振る舞いの簡単な感想、お礼
  • 今後の予定の案内をもう一度
  • 参列者への気遣いの言葉

 

といった感じじゃ。

告別式(または納棺、出棺)での喪主挨拶

こちらでは告別式での挨拶の流れをお伝えします。

挨拶の内容
  1. 自己紹介(故人との関係性)
  2. 参列してくださった方々への感謝の気持ち
  3. 故人が生前どんな人だったか分かるエピソード
  4. 最後に

告別式での喪主挨拶は、このような流れになっています。この流れに沿って、実際に例文を見てみましょう。

例文①

※故人が妻、喪主が夫とします

遺族を代表いたしまして、皆様にご挨拶をさせていただきます。わたくし、故人〇〇の夫、〇△でございます。

本日はご多用のところ、妻〇〇の葬儀に参列いただきましたことに深くお礼を申し上げます。こうしてたくさんの方にお見送りいただけること、さぞかし妻も喜んでいるところでしょう。

妻は生前、茶道や華道、絵画に音楽と、たくさんの趣味を楽しんでおりました。妻がこのように豊かな晩年を過ごせたことも、ひとえに皆さまのお陰です。

私も、故人の分まで日々を精一杯過ごしていきますので、皆様にもどうかお力添えの程よろしくお願いいたします。

 

例文②

※故人が父、喪主が母とします。しかし母はショックで寝込んでしまい、娘が代わりに挨拶するという場合

本来であれば母がこちらでご挨拶をする予定でしたが、母は父が亡くなった悲しさのあまり床に伏してしまっております。

そのため、母に代わりまして故人〇〇の娘、〇△が遺族を代表いたしまして皆様にご挨拶をさせていただきます。

本日はご多用のところ、父〇〇の葬儀に参列いただきましたことに深くお礼を申し上げます。こうしてたくさんの方にお見送りいただけることを、さぞかし父も喜んでいるところでしょう。

父は散歩や観光に出かけることが好きでした。特に大きな病気はありませんでしたが、去年の秋から体が弱り、次第に外に出なくなり、寝ていることが増えました。そして4日前の朝、97年の人生に幕を閉じました。

父と会うことも話すこともできないということは未だに信じられませんが、これほどの大往生だったことは娘として何よりもの慰めでございます。

そして、生前の父にとても温かく接してくださった参列者の皆様には厚く御礼申し上げます。

私たち家族も、力を合わせて父の分まで精進していきますので、皆様にもどうかお力添えの程よろしくお願いいたします。

精進落としでの挨拶

こちらが、喪主が行う最後の挨拶となります。どちらかといえばおもてなしの挨拶なので、手短に行っていただいて大丈夫です。

はじめの挨拶は、葬儀を無事終えることができたことへの感謝と、ゆっくり過ごしてほしい旨を伝えます。

例文(はじめの挨拶)

※全員が席についたタイミングで

本日はお忙しいところ、一緒に故人をお見送りいただきありがとうございました。お陰様で、滞りなく葬儀を終えることができました。

ささやかではありますが、精進落としのお席をご用意いたしました。皆様もここで疲れを癒すことができたら幸いです。故人との思い出を語らいながら、ごゆっくりお過ごしください。

おわりの挨拶は、これにて精進落としを終わりにするということと、参列者への労いや気遣いの言葉を述べます。

例文(おわりの挨拶)

※開始から1時間程度経ったタイミングで

皆様、本日は長い時間お付き合いいただきありがとうございます。皆様がこのように集まり見送ってくださったこと、故人もさぞ喜んでいることでしょう。

皆様ともっと、故人との思い出話をしたかったところではありますが、本日はもうお疲れのことと思いますのでこれにて解散とさせていただきます。

外も暗くなってきておりますので、どうか気をつけてお帰りください。本日は誠にありがとうございました。

注意点

さて、ここまで様々な例を紹介させていただきましたが、少しだけ注意点も紹介させていただきます。

カンペは見て大丈夫

喪主は、大切な家族を失ったばかりで悲しみの中でのご挨拶となります。ですから、途中で色々思い出して辛くなってしまったり、もしくは頭がいっぱいで何をいうか忘れてしまったりすることもあるかと思います。

葬儀ではカンペを見ながら挨拶をしても決して悪印象にはならないため、不安な方は見ながらの方がいいでしょう。

また、何度か挨拶をするタイミングはありますが、その時その時でいる方、いない方が違いますので、ほぼ同じ内容での挨拶で構いません。

長くても3分以内で

あまり長く話してしまうのは、聞く方も話す方も疲れてしまいます。1分~3分程度に収めるのがベストです。

NGワード

喪主挨拶では「重ね言葉」を使うのがタブーとなっています。不幸が「重なる」ことを連想されるのを避けるためです。

重ね言葉とは「たびたび」「ますます」「さらに」「再び」といったものです。

仏式の葬儀では「浮かばれない」「迷う」キリスト式(+仏式でも浄土真宗)の葬儀では「成仏してください」「冥福」「往生」「供養」が忌み言葉にあたります。

クリス
クリス
そうなんだ⁉︎ けっこう使っちゃいそうな言葉が・・・
神様
神様
そうなのじゃ。気にする人と気にしない人がいるんじゃが、できれば使わないほうがいいといった具合じゃな。無用なトラブルを防ぐためにももう一度、自分の家が何宗、何教か確認しておくといいぞ。

また、あまり直接的な表現ではなくやんわりした表現を心がけましょう。

例えば「急に」「死んだ」「消えた」などの表現を「突然のことで」「亡くなった」「遠くへ行った」という風に言い換えると、話す方も聞く方も落ち着いていられます。

参列者から喪主(ご遺族)への挨拶

この項目では、

  • 訃報を受けた時の返事
  • 喪主への挨拶の流れ
  • 挨拶の際の注意点

について解説していきます。

訃報を受けた時の返事

訃報は、最近では大概の場合メールで来ます。突然のことで驚くのはもちろん、どう返していいか戸惑ってしまうと思います。

基本、相手の連絡手段に合わせて返事をします。メールで来たなら返事もメールで、手紙で来たなら返事も手紙で、というふうにします。

メールでの返事の注意点

メールで返事をする時の注意点は3つあります。

1.なるべく早く返事をする

タイミングに迷うかもしれませんが、電話と違いいつでも読むことができますし、読んだらなるべく早く返すのがマナーです。

また、葬儀に参加できるかどうかという情報も必要になってくるため、そこの情報も含めて早く返すほうがご遺族も安心できます。

2.簡潔な文章を心がける

長い返事を送ってしまうと、ご遺族側は読むのが負担になってしまいます。

まず最初に、亡くなったことに対するお悔やみを述べます。

そして次に、ご遺族の気持ちや体調などを気遣う言葉をかけます。このとき、あまり過度な心配や気遣いは却ってご遺族に気を遣わせてしまうので、「大変なことはお手伝いするのでいつでも頼ってください」程度にしておきましょう。

最後に、お通夜や葬儀に参加できるかできないか明記しましょう。余計な混乱をさせないためにも、どちらとも取れる返事にならないよう心がけましょう。

3.故人には敬称を付ける

故人と仲がよかったとしても、このときは必ず敬称を付けます。

おじいさん、おばあさんは「ご祖父様」「ご祖母様」

お父さん、お母さんは「ご尊父様」「ご母堂様」

旦那さん、奥さんは「ご主人様」「奥方様」

あまり考えたくないですがお子さんは「ご子息様」「ご息女様」

というふうになります。ただし、故人と対等な立場である場合は普段の呼び方をすることもあります。

喪主への挨拶のタイミングと流れ

喪主への挨拶(お悔やみ)は、

  • お通夜の前
  • お通夜/葬儀に参列したとき
  • 葬儀が一式終わって数日後

のいずれかに行います。親戚、近い友人などが代表して挨拶をします。その他に個別に挨拶をしたい方は、葬儀から少し経った時に直接お悔やみをしに行くかメールで気持ちを伝えましょう。

例文

このたびは思いがけない訃報を聞き、今でも動揺しております。ご家族の皆様はさぞかしお辛いことでしょう。心より安らかなお眠りをお祈りします。また、何か私にお手伝いできることはございませんでしょうか。お手伝いしますので、困ったことは遠慮なくお申し付けください。

また最近では、お悔やみの挨拶をメールで送ることもマナー違反ではなくなってきています。メールでの挨拶は、相手が都合のいい時に読める、じっくり労いの言葉を掛けることができるというメリットがあります。

メール文例

件名:〇〇よりお悔やみ申し上げます

本文:〇〇様の訃報を聞き、驚きながらも残念な気持ちでいっぱいです。

葬儀にも行けずごめんなさい。突然のことで、私たちが想像するよりもっと辛いと思いますが、どうかお身体に気をつけてください。

今は大変なことがたくさんあると思うので、無理に返信していただかなくてかまいません。でも、何か困っていたらいつでも頼ってくださいね。

注意点

重ね言葉、忌み言葉を控える

喪主挨拶の項目で述べたのと同じ理由です。重ね言葉や忌み言葉はなるべく控えましょう。

メールの場合、お悔やみだと一発で分かるタイトルにする

メールのタイトルにはお悔やみの文字の他、自分の名前も書くと好ましいです。なぜなら、「心配です」「大丈夫?」というだけのタイトルは迷惑メールにもよく使われるため、誤解を招くおそれがあります。

ご遺族を安心させるため、そしてせっかく送った気持ちを誤解されないため、気をつけましょう。

特にメールの場合は丁寧な言葉遣いで

メールを送る場合は、手紙ほどかしこまった文章を書く必要はありませんが、故人や遺族の呼び方、文体など、いつもより丁寧な言葉を心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

喪主挨拶をする回数は思ったより多い、と思った方も多いことでしょう。しかし、告別式の時以外は簡単な短い挨拶で構いませんし、その時その時で参列者も違うため大体同じ内容になってしまっても大丈夫です。

また、喪主に掛ける言葉は、このように労いをメインにして簡潔に述べましょう。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。