葬儀についての基礎知識

【これでわかる】葬儀での香典のマナーってあるの?宗教宗派があるときは対応が違う?

クリス
クリス
  • 香典の表書きって?
  • 宗教や宗派によって対応は、どうすればいいの
  • 香典を渡すタイミングは?
  • 香典に入れる金額

急な葬儀に参列することになり、香典を用意することになったら慌てますよね。葬儀の場合は予測できないので、あらかじめ準備するのは難しいですよね。

また、宗教や宗派によって表書きが異なっていたり、故人との関係性によって香典に包む金額が変わってきます。社会人として仕事のお付き合いなどで、葬儀に参列することがあるので知っておくと良いでです。また覚えておくと、いざというときに対応できます。

神様
神様

この疑問に答えるぞい。

本記事の内容
  • 香典の表書きが分かる
  • 宗教宗派による表書きの書き方
  • 香典に入れる金額・渡し方

この記事を読むことで葬儀の流れの一環の香典のマナーを知ることができます。香典と一言で言っても様々なマナーがあります。それらについて、早速お伝えしていきます。

そもそも香典って何?

香典(こうでん)とは、葬儀の際に故人様に供える金品のことです。

  • 香典には、故人様の遺族を経済的に助けるという意味がある
  • 香典には、*1相互扶助の仕組みと*2弔意を伝える手段の2つの意味がある。

*1相互扶助(そうごふじょ):互いに助け合うこと。

*2弔意(ちょうい):死者をいたみ弔う悲しむ気持ち。哀悼の情。

しかし、そもそも香典はなぜあるのでしょうか。香典が始まったのはいつからなのでしょうか。それらについて、具体的にお伝えしていきます。

香典の歴史

諸説ありますが、現在は非常に長持ちする線香が出ていますが、昔はそうではありませんでした。線香は一晩中絶やすことなく焚いているのが決まりです。しかし、かつての線香は質が良くなかったため、すぐに消えてしまっていたのです。

また、昔の線香は高級品でした。そのため、大勢の人が線香を持ち寄り、一晩中焚き続けられるようにしていたとされています。

なぜ線香?

「仏様はお香を食べる」という考えの元、故人の食べ物としてお香をささげたとされています。また現代ほどご遺体の保存技術がなかったので、臭いを防ぐためと言われています。

なぜ線香からお金に?

昔は線香だったのが、現代の香典はお金に変わったのでしょうか。それは、元々時代の流れとともに、昔は高価だったお香や食料品の入手は昔ほど困難ではなくなりました

そこで徐々に香典は現金を包むようになったのではないかとされています。

香典の構成

香典袋の構成をご紹介します。香典袋は内袋・外袋・水引で構成されています。また香典袋は、不祝儀袋とも言います

  • 内袋:外袋に直接現金を包まず、内袋に入れます。内袋の裏側には、香典の金額(旧漢字)と名前・住所・郵便番号を書きます。
  • 外袋:表書きと名前
  • 水引:外袋を結ぶ紐飾り

香典金額の相場

香典の意味と歴史はお伝えしましたので、次は香典に入れる金額をお伝えしますね。私は恥ずかしながら、この金額は自分の好きな金額を入れているのだと思っていました。

しかし,実はこの金額にもマナーがあります。私のように恥ずかしい思いをしないで、いいようにお伝えします。

香典の金額と一言で言っても、親族や職場関係・友人や知人によって金額が異なります。詳しくは下の表をご覧ください。

【親族への香典の相場

故人様との贈り先の関係性 贈る側が20代 贈る側が30代 贈る側が40代以上
祖父母 1万円 1万~3万円 3万円以上
叔父・叔母 1万円 1万~3万円 3万円
両親 3万~10万円 5万~10万円 5万~10万円以上
兄弟・姉妹 3万~5万円 5万円 5万円以上
義理の両親 3万~10万円 5万~10万円 10万円以上
いとこなど 1万円 1万円 3万円

職場関係への香典金額相場】

故人様との贈り先の
関係性
贈る側が20代 贈る側が30代 贈る側が40代以上
上司 5千円 5千~1万円 1万円
上司の家族 3~5千円 5千~1万円 5千~1万円以上
同僚・部下・後輩 5千円 5千~1万円 1万円以上
上記の家族 3~5千円 5千~1万円 5千~1万円以上

友人や知人への香典金額相場】

故人様贈り先の
関係性
贈る側が20代 贈る側が30代 贈る側が40代以上
友人・知人 5千円 5千~1万円 5千~1万円
友人・知人の家族 3千~5千円 3千~1万円 3千~1万円
先生や恩師 3千~5千円 3千~1万円 3千~1万円
隣近所 3千~5千円 5千円 5千~1万円
クリス
クリス
上の表には偶数の金額ではないのは何か理由があるの?
神様
神様
実は金額が奇数なのは、縁起が良くないと言われているからなんじゃ。諸説あるが、偶数だと割り切れてしまうので縁起が良くないと言われおるんじゃ。

割り切れると故人様とこの世のつながりが切れるという意味合いで良くないとされているようじゃ。

クリス
クリス
そんな理由があるんだね!偶数にならないように気を付けるね。

香典袋の選び方

現代では、100円均一でも様々な不祝儀袋が売られています。しかし、香典袋は中に包む金額に合わせて選ぶ必要があります。下の画像を参考にしてください。

【不御祝儀袋の選び方】

上記の故人様との関係性の、香典の金額と合わせて、参考にしてください。

画像引用:エヌピー社

【水引の種類】

水引にも2種類あります。どちらを使用しても問題はありません。

画像引用:エヌピー社

香典の書き方

宗教や宗派によって表書きが異なってきます。また、具体的な香典の書き方のマナーをお伝えします。

宗教宗派・関係性によって異なるマナー

宗教宗派によって葬儀のマナーや香典の表書きが異なります。詳しくはこちらの記事をご確認ください。

【ここが違う】 宗教別の葬儀マナーや香典の表書きを、わかりやすく解説! お通夜やお葬式は、詳しく知らない部分が、ありますね。その内容は、各宗教によっても違いがあります。 この記事...

表書きは薄墨

香典袋の表書きは、薄墨で書きます。昔は硯で墨をすって筆で書いていて、現代のようなボールペンやサインペンがない時代でした。

しかし、書いている際に、涙が落ちてしまい黒い墨が薄墨になったことが由来と言われています。また、急いで駆け付けたため、十分な黒い墨になる前の薄墨だったとも言われています。

現代では、文房具店やコンビニなどにも薄墨の筆ペンが売られているので、ご家庭に一本備えておくと慌てなくて良いですね。

ちなみに、下の画像のこういった商品です。

画像引用:ぺんてる

表書きに書く氏名の書き方

香典袋を個人で出す場合は、普通に自分の名前を短冊に書きます。しかし、複数人の連名や会社として出す場合の書き方は異なります。各種の書き方をまとめました。

  • 香典を複数名で出す

2.3名の連名で香典を出す場合は、一番上の人が真ん中に来るように、右から順に名前を記しています

 

画像引用:セレモニー

  • 4名以上で香典を出す

4名以上で香典を出す場合は、代表者の名前のみ記載し、左下に「外一同」と書きます。また、代表者名を中央に記載し、左下に「外3名」のように記載しても大丈夫です。その際は、中袋の方に全員の名前と住所を記載し、香典袋の中に入れる

  • 夫婦が連名で出す

夫婦で故人様にお世話になったようであれば、中央に夫の氏名、左側に妻の氏名を記載します。もし故人様に結婚の報告をしていない場合は、中袋の名前の左に旧姓も記入しておくと、良いです。

  • 会社で出す場合

香典を会社で出すようであれば、代表者の氏名を記載します。中央に社長の氏名と右側に会社名を記載します。

画像引用:セレモニー

  • 会社全体で出すのではなく、会社の同僚や部署の複数名の連名で出す場合

会社の同僚と出す場合代表者の氏名を書きます。また、会社の部署で出す場合は、左側に「○〇部一同」と書きます。右側には、会社名を書きます。

画像引用:セレモニー

中袋・中包みの書き方

中袋には、香典の金額・氏名・住所を書きます。

【金額の表記】

中包みの金額を書くときの注意点をまとめました。下に例も参考にしてください。

  1. 金額の頭に「金」をつけます。
  2. 金額は「大字(だいじ)」という漢字を用います。
  3. 金額の後ろに「圓(円でも可能)」と記入します。

中包みでもボールペンや鉛筆ではなく、筆ペンで記入しましょう

画像引用:エヌビー社

中包みの包み方もこちらの動画を見ると、香典の全体的な包み方が理解できます。是非動画もご確認ください。

香典は、準備が大事!

準備の手順

色々香典のマナーについて説明しましたが、次は実際に香典の準備をするときのポイントをお伝えします。

  1. 短冊に表書きと氏名を記入します。
  2. 中袋を書く
  3. お札を入れる
  4. 多当を合わせる
  5. 短冊を差し込む
  6. ふくさの包み方

①【表書き・氏名の書き方】
表書きは、宗教宗派によって異なるため、上記に参照しているサイトをご覧ください。

③【お金を入れる向き】

お札を入れる向きは、肖像画のない面(裏側)を香典袋に向け、肖像画のあるほうを下にして香典袋に納めると良いです。下の画像のように入れてください。

お札は新札を使用しない:お悔やみの時に新札を入れるのはマナーに反します。理由は、お悔やみがあるために新札をあらかじめ用意している思われるため、避ける必要があると言われています。

もし、新札しか手元にない場合は、一度折り目を入れて使用しましょう

④【多当を合わせる】

画像引用:エヌビー社

⑤【ふくさを合わせる】

画像引用:エヌピー社

こちらの動画は香典全体の準備の仕方・ポイントを理解することができました。

香典の渡し方

香典の準備ができたら、いよいよお渡しします。しかし、渡し方にも注意点がいくつかあるのでご紹介します。通常香典はふくさに包んで持参するのがマナーです。

ふくさの色

ふくさは黒・紫・灰色のいずれかを選びます。個人的にお勧めなのは紫色です。理由は、慶事と弔事の両方で使用できるためです。つまり、紫色のふくさが一枚あれば大丈夫なので予め準備しておくと便利です。

葬儀式場では受付に渡す

受付係の方の指示に従い、帳面やカードに記載する「この度は大変ご愁傷様です」と一言伝えて、ふくさから不祝儀袋を取り出します

お盆があるときは、そちらに乗せてお渡ししますお盆がない場合は、ふくさをお盆に見立てて差し出します。その際には、「御霊前にお供えください」と一言お伝えすると良いです。

こちらの動画は実際に香典をお渡しする様子が見られるので、イメージがつきやすいと思います。

自宅に持っていく時

葬儀に参列できずに、故人様のご家族の自宅に弔問(ちょうもん)する、一定数の方もいます。弔問は、故人様の家に訪問させていただき、ご遺族にお悔やみの言葉を述べます葬儀に行くことができなかった場合は、弔問されていただき香典を渡すのがマナーです。

香典を受け取らないと言われた場合

葬儀で「香典は辞退申し上げます」といったアナウンスが流れることがあります。この場合は、遺族からは香典を受け取らない意向を尊重して、香典を渡せないことがマナーです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は香典のマナーについてまとめした。訃報の連絡は突然来ることがほとんどです。慌てずに行動するためには、日ごろからマナーを知っておくことが最も大切です。

香典の表書き方にも、個人で出す場合・会社で出す場合などで書き方が異なります。いざという時のためにお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。